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2022.01.07

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USオープン覇者のメドベデフ、ジョコビッチの問題に持論「公平にルールを免除されているならここにいるべき」

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メドベデフ「9度勝っている人がいなくなると、ドローが開かれていく」と正直な思いも吐露

1月6日、USオープン覇者で世界ランク2位のダニール・メドベデフ(ロシア)は、オーストラリア到着後に入国ビザを取り消されたノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)について、「公平にルールを免除されているならここにいるべきで、そうでないならいるべきでない」と自らの見解を示した。

【動画】メドベデフ、単複で活躍しロシアが4強! ATPカップ6日目ハイライト

男子国別対抗戦「ATPカップ」でロシアを3連勝に導き、決勝トーナメント進出に貢献したメドベデフは、試合後の会見でジョコビッチに関する質問に回答。

メドベデフは、情報が錯綜していて、答えるのが難しいとしながらも、「この状況に対する僕の見解はすごくシンプルだよ。ルールがあって、それには例外がある。彼が公平にルールを免除されているなら、ここ(オーストラリア)にいるべきだし、そうでないならここにいるべきではない。簡単そうに聞こえるけど、実際はとても難しい。その内情を知らないからこそ、自分のことだけに集中しているよ」と、自身の見解を示した。

また、自身も過去にビザの問題で海外遠征で苦労したとし、「もし書類に何か問題があって、彼を入れなかったのなら、それは時々起こることだよ。僕のキャリアの中でも、ビザの問題はたくさんある。イギリスではチャレンジャー大会にプレーできなかったこともあるし、今年のUSオープンでは新型コロナウイルスの影響ですべての大使館が閉鎖され、長いことビザを取得できなかったからUSオープンシーズンに影響が出た。我々は、国によってさまざまな状況や問題を抱えているんだ」と、多くの国を行き来するテニス選手にとってはよくあることだとした。

ジョコビッチがこのままオーストラリアに入国できず、これまで9度制している全豪オープンも欠場となれば、メドベデフは第1シードとして出場することになる。「もし彼がいなくなると、グランドスラムを20度勝っている人が1人減ることになる。でも、まだラファ(ナダル)がいて、我々の多くはグランドスラムを勝てていない。今後の展開次第だけど、9度勝っている人がいなくなると、ドローが開かれていくのが正直なところだね」と、率直な思いも口にした。

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