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2022.01.10

選手情報

カナダが、スペインを破り大会初優勝。オジェ・アリアシム「このトロフィーを何度も勝ち取ることを願う」[ATPカップ]

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Photo by Getty Images

カナダが強敵スペインを破り初優勝

1月9日、男子国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー)決勝が行われ、カナダがスペインを2-0で下し、大会初優勝を果たした。

【動画】オジェ・アリアシム、シャポバロフが躍動! スペイン戦ハイライト

準決勝でディフェンディングチャンピオンのロシアを接戦の末に下したカナダは、この日、決勝までシングルスで負けなしのスペインと対戦となった。

シングルス第1試合では、世界ランク14位のデニス・シャポバロフ(カナダ)が、パブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同20位)と対戦。試合序盤から互いにブレークポイントを握る展開となったが、5-4で迎えた第10ゲームでシャポバロフがブレークに成功。第1セットを奪うと、第2セットでもカレーニョ・ブスタのサービスゲームを2度破って、6-4、6-3で勝利。カナダに1勝をもたらした。

続くシングルス第2試合では、世界ランク11位のフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)が、ロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同19位)と対戦。第1セットはタイブレークにもつれたが、ここで5-1としたオジェ・アリアシムが、リードを守り切り第1セットを先取する。第2セットでも安定したサービスゲームを続けたオジェ・アリアシムは、セット終盤にブレークに成功し、7-6(3)、6-3のストレートで下して、2連勝でカナダが大会初優勝を遂げた。

試合後の会見で、オジェ・アリアシムは、新型コロナウイルス陽性によりシャポバロフの合流が遅れたことで、チームとして難しい状況だったとしたものの、「0-3で敗れた初戦の後から、すべてがうまくいったよ。イギリス戦から立ち直り、どんどん自信をつけていったのだと思う」とコメント。「カナダでは多くの場所でロックダウンが行われ、外に出られない状況にある。この勝利が、子供たちに笑顔を与え、少しでも希望を与えることができればと思う。そして、次世代への刺激となり、これからもカナダがこのトロフィーを何度も勝ち取ってくれることを願っている」と語った。

また、シャポバロフは「すべてのピースがうまくかみ合ったように感じたね。信じて戦い、努力してくれたチームのみんなを心から称えたい。ベンチでも、コート上のフィリックス(オジェ・アリアシム)も素晴らしい仕事をしてくれた」とともに戦ったメンバーに感謝した。

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