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2022.01.20

選手情報

世界4位のチチパス、アルゼンチン期待の若手に苦戦も4年連続3回戦進出[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

チチパス、昨季飛躍を遂げたバエズに苦しむも3回戦へ

1月20日、全豪オープン4日目、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)は、アルゼンチンの若手、セバスチャン・バエズ(同88位)と対戦。7-6(1)、6-7(5)、6-3、6-4で下し、4年連続となる3回戦進出を果たした。

【動画】チチパス、完璧な片手バックハンドのダウン・ザ・ラインでバエズ動けず

昨年末に右ヒジの手術を行い、今年の男子国別対抗戦「ATPカップ」で復帰したチチパス。全豪オープンは、過去2度のベスト4を経験しており、今大会1回戦ではミカエル・イマー(スウェーデン/同86位)をストレートで破り、2回戦へコマを進めている。

この日の相手となった21歳のバエズは、昨シーズン、チャレンジャー大会で9度も決勝に進出し、うち6度の優勝。1年間でランキングを308位から97位まで上げ、21歳以下の選手8名で争われる「Next Gen ATPファイナルズ」でもベスト4入りしたアルゼンチン期待の若手である。

試合は、序盤からチャンスを握ったチチパスだが、アンフォーストエラーが続いてリズムがつかめない。それでも互いに1度ずつブレークして迎えたタイブレークで、集中力を高めたチチパスが5連続でポイントを奪って、第1セットを先取する。

第2セットは、互いにチャンスなくまたもタイブレークへ。5-4でサーブ&ボレーを見せたチチパスだが、バエズは落ち着いて足元へのショットでミスを誘うと、次のポイントでもチチパスがミス。セットポイントを握ったバエズは、最後まで攻め切り、最後は回り込みのフォアハンドを決め、セットを奪い返す。

初めてのグランドスラムの舞台で、初のトップ10選手を相手に、ここまでコートを縦横無尽に駆けてきたバエズ。セット間でメディカルタイムアウトを取って、両足のふくらはぎから太ももにかけてマッサージを受けたが、疲れを隠せず、第3セットはチチパスが2度のブレークに成功し6-3。

チチパスは第4セットでもウィナー数よりアンフォーストエラーが多いテニスだったが、要所を締めて第3ゲームで奪ったリードを守り、4年連続の3回戦進出を果たした。

チチパスは3回戦で、第26シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同28位)とブノワ・ペール(フランス/同56位)の勝者と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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