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2022.01.22

選手情報

世界2位サバレンカ、3試合連続逆転勝ちで4回戦へ。サーブ改善に手応え「考えることをやめたわ」[全豪オープン]

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©Tennis Australia

サバレンカ、不調サーブの対策は考えないこと「私には筋肉の記憶がある」

1月22日、全豪オープン6日目、女子シングルス3回戦が行われ、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同2位)は、第31シードのマルケタ・ボンドロウソワ(チェコ/同41位)を4-6、6-3、6-1の逆転で下し、4回戦進出。試合後、不調に陥っているサーブについて、「すべてをコントロールしようとしていた」と語った。

【動画】サバレンカ、3試合連続の逆転勝利でベスト16! 3回戦マッチハイライト

前哨戦2大会に出場したサバレンカだが、いずれも初戦敗退。サーブを課題としており、ダブルフォールトの数は今大会1回戦で12本、2回戦で19本を数えている。

この日の試合も第1セット第1ゲームをダブルフォールトで落としたサバレンカは、追い上げを見せるも、第7ゲームで再びミスを連発。ボレーミスやダブルフォールトでピンチを招くと、最後はボンドロウソワのパッシングショットが決まり、再びリードを許して、4-6でセットを落としてしまう。

だが、ここからサバレンカのスイッチが入った。第2セットに入ると、アンフォーストエラーも減り、パワフルなショットがコートに収まり始める。第2ゲームでこの日最初のリードを奪うと、以降ダブルフォールトもゲームの1ポイント目にした2本のみに抑え、ピンチには至らず。そのまま押し切ってセットを奪取した。

続く第3セットも、第1セットとは別人のような集中力で、果敢に攻撃を仕掛けて第2ゲームでブレークに成功。さらに、2度サービスゲームを破って、逆転勝ちを収めた。

オンコートインタビューでは、「今はとてもハッピーよ。ダブルフォールトが10回しかなかったのはとても幸せ」と冗談めかして両手を掲げたサバレンカ。

事実、今シーズン戦った5試合の中で、10回という数は最小。会見で改善の理由を聞かれ、「ポジティブでいようとしているだけ。サーブに関して自分に大きなプレッシャーをかけていて、すべてをコントロールしようとしていた」とメンタル的な部分が大きいと述べ、「だから考えるのをやめたの。今日は良いジャンプをすることだけに集中したわ。私にはこの筋肉の記憶があるから最初の試合より自分を信じることができた」と語った。

次のカイア・カネピ(エストニア/同115位)との4回戦で、ダブルフォールトの数は一桁台までに抑え、自慢のパワーを生かしたテニスをできるだろうか。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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