close

2022.01.28

選手情報

ナダル、史上最多21度目のグランドスラム優勝へあと1勝! ベレッティーニ下して3年ぶり6度目の決勝進出[全豪オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

ナダル、ベレッティーニの粘りを抑えて全豪6度目の決勝進出

1月28日、全豪オープン男子シングルス準決勝が行われ、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)は、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)を6-3、6-2、3-6、6-3で下し、3年ぶり6度目の決勝に進出。男子では史上最多となるグランドスラム21度目の優勝まであと1勝とした。

【動画】ナダルが13年ぶりの全豪制覇へあと1勝! 勝利の瞬間&準決勝マッチハイライト

両者の対戦は、2019年USオープン準決勝の1試合のみで、ナダルが7-6(6)、6-4、6-1で勝利。今回が約2年5ヵ月ぶりの対戦となった。

第1セット、ナダルはベレッティーニのバックハンドを集中的に狙ってミスを誘う。もちろんベレッティーニもケアしたいのだが、持ち味の力のあるショットでナダルを押し込むことができず。ナダルは、コースを読ませないようにフォアハンドにも的確に配球し、ラリーの主導権を握る。結局、第2ゲームで作ったリードを守ったナダルが、大事な第1セットを奪うと、続く第2セットでも勢いは止まらず2ブレーク。2セットを連取し、勝利まであと1セットとする。

ベレッティーニもこのまま終わるわけにはいかず、第3セットでは、一本一本丁寧なストロークを放ち、粘りを見せてリズムを作っていくと、第8ゲームでフォアハンドの強打でブレークに成功。セットを奪い返す。第4セット途中までサービスゲームでナダルにポイントを与えないベレッティーニは、息を吹き返したように見えた。

しかし、第8ゲーム、ナダルが着実にサーブを返球してラリー戦に持ち込むと、ベレッティーニにアンフォーストエラーが続いてしまう。この機を逃さないナダルが、均衡を破るブレークでリードを奪い、試合を決めた。

同大会17度目の出場となった35歳のナダルは、2009年に優勝。以来4度の決勝進出を果たしているものの、あと一歩及ばず全豪タイトルから13年遠ざかっている。今回の決勝進出は、2019年以来3年ぶりとなった。

また、13度の全仏オープン優勝など計20度のグランドスラム優勝を誇るナダル。ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)、ロジャー・フェデラー(スイス/同17位)らを抜いて、男子では史上最多となるグランドスラム21度目の優勝まであと1勝とした。

決勝でナダルは、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)と第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)の勝者と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/287.5万豪ドル(約2.3億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

【特集】全豪オープン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma