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2022.01.30

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ナダルが2度目の全豪制覇、「こんなに感動的な優勝は今までなかった」 [全豪オープン]

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「最後の全豪になるかもしれないと思って臨みました」と語ったナダル

1月30日、全豪オープン最終日の男子シングルス決勝、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)を2セットダウンから倒し、2度目の全豪制覇を成し遂げた第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)が表彰式で「こんなに感動的な優勝は今までなかったと思える」と語った。

【動画】ナダル、トロフィーを掲げる瞬間をチェック

まずメドベデフが準優勝トロフィーを受け取ると、スピーチで「負けてしまったので、しゃべりづらいですが、ラファ、おめでとう。本当に強い人だなと感心しました(笑) 21回目の優勝おめでとうございます。もうちょっとで私が勝てるかなと思ったけれど、力不足だったようです。今日のあなたのプレーは驚異的でした」とナダルを称え、チーム、感謝を述べる。

そしてナダルが2度目の全豪優勝のノーマン・ブルックス・トロフィーを受け取る。

「皆さん、こんばんは。もう12時を回ったから、おはようございますかな(笑) まず、ダニール。決勝で負けるほど、しんどいことはないですよ。あと一歩で、優勝というところまでプレーしましたね。でも、今後、あなたには何回も、このトロフィーを掲げると思います。これからも共に頑張りましょう。ありがとう。本当に感動的な試合になりました。キャリアでも忘れなられないゲームです。今後の幸運を祈ります」とまず、メドベデフのプレーを称えたナダル。

21回目のグランドスラム優勝となったナダル。しかし、左足の故障を乗り越えて成し遂げた、今回の優勝は特別な喜びのようだ。
「何を言うべきか、わかりません。驚くべき事が起こりました。私はまたテニスができるのかどうかすら、わからない状況にいました。ところが今、このトロフィーを手に皆さんに話をしています。どうやって、こんなことができたのか、わかりません。応援してくれた皆さんのおかげです。ありがとうございました。こんなに感動的な優勝は、今までなかったと思えるくらい感動しています。この2、3週間の出来事は忘れられないものになりました」

その後、チーム、家族、大会スポンサー、運営スタッフ、主催のテニス・オーストラリア(協会)に感謝を語ると、最後に「私にとって、最後の全豪になるかもしれないと思って臨みました。でも、今後も頑張ります。今は気持ちを、うまく説明できません。プレーは続けます。また来年お会いしたいですね。ありがとうございます」と語った。

今回の優勝で、2度目の全豪優勝はもちろん、史上最多となる21度目のGS制覇、および2度目のキャリアGS達成を達成したナダル。偉大なストーリーは、まだその続きを見せてくれるようだ。



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/287.5万豪ドル(約2.3億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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