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2022.02.14

選手情報

シナー、育ての親である名伯楽ピアッティと関係解消か。次のコーチ候補にはワウリンカの元コーチ

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シナー、ジュニア時代からのコーチであるピアッティ氏と別れか

将来のテニス界を担うと期待される世界ランク10位で20歳のヤニック・シナー(イタリア)が、ジュニア時代からのコーチで名伯楽のリカルド・ピアッティ氏との関係を断つのではないかと、『スカイスポーツ イタリア』などが報じている。

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ピアッティ氏は、これまでマリア・シャラポワやノバク・ジョコビッチ、イワン・リュビチッチなどのコーチを歴任しており、シナーが13歳の時にピアッティ氏の協力者に見出され、ピアッティ・テニスセンターでトレーニングをスタート。以来、ピアッティ氏がメインコーチを務めてきた。

その成果も言わずと知れたもので、2019年にイタリア・ミラノで開催された「Next Gen ATPファイナルズ」にワイルドカード(主催者推薦)で出場すると、出場選手中一番下のランキングながら優勝。翌年には、錦織圭以来の若さとなる19歳2ヵ月でツアー優勝を果たし、昨年は4つのタイトルを手にして自己最高となる9位を記録している。

今シーズンは、男子国別対抗戦「ATPカップ」でスタートさせ、イタリアはラウンドロビンで敗れたが、シナーはシングルスで全勝。全豪オープンでは、準々決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)に完敗を喫したものの、2020年全仏オープン以来となるグランドスラム2度目の8強入りを果たしていた。

だが、地元メディアによると、この関係も終わりに近づいており、次のコーチとなるのが、マグヌス・ノーマン氏だという。ノーマン氏は、現役時代にツアー12勝を挙げ、元世界ランク2位。スタン・ワウリンカ(スイス)とのコンビで2016年にはATPアワードの年間最優秀コーチ賞に輝いている。

シナーは、新型コロナウイルス陽性反応が出たために、先週行われていたATP500ロッテルダム大会と今週開催のATP250マルセイユ大会を欠場。21日より行われるATP500ドバイ大会で復帰する予定となっている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma