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2022.04.04

選手情報

アルカラス、ATPマスターズ1000初優勝!18歳11ヵ月での優勝は同大会最年少「ハードワークが実を結んだ」[マイアミ・オープン]

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Photo by Getty Images

アルカラス、大会最年少でマイアミ・オープン制覇

現地4月3日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、第14シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク16位)が、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)を7-5、6-4で下し、18歳11ヵ月で大会最年少優勝を果たした。

【動画】アルカラス、涙を流したフェレーロと感動のハグ&マッチハイライトをチェック

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)でベスト4に入り、勢いに乗るアルカラス。試合前には、父を亡くし一時スペインに戻っていた元世界ランク1位でコーチのファン・カルロス・フェレール氏と合流。力強い味方を背に試合を迎えた。

試合は、先にルードにリードを許したアルカラスだが、徐々にラリーに粘りが出てくると、第7ゲームでブレークに成功。さらに5-5で迎えたセット終盤でリードを奪って、7-5で第1セットを先取する。

続く第2セットも序盤で2ブレークし、3-0としたアルカラス。第4ゲームで1つ返されたものの、最後まで攻め切り、チャンピオンシップポイントではサーブ&ボレーを見せ、自身初となるATPマスターズ1000初優勝を果たした。

試合直後、フェレーロ氏ら陣営のもとへ向かったアルカラス。フェレーロ氏は涙を流して、愛弟子を迎え、ハグをして優勝を喜んだ。

アルカラスは、「最高の気分だ。ここマイアミで応援してくれる人たちと一緒にタイトルを獲得できたことがとてもうれしい。ハードワークが実を結んだというか、初めてマスターズ1000を獲得できたのは素晴らしいね」と率直な思いを吐露。

最後のポイントでサーブ&ボレーを選択した理由は、「この試合ではサーブ&ボレーが鍵になった。何度もやったが、ほぼポイントは取れたと思う。(チャンピオンシップポイントの時)キャスパーがコートの後ろでリターンしようとしているのが見えたから、彼のバックハンドを狙って、ネットに出ようと思ったんだ。ファン・カルロス(フェレーロ)には、『どんな時でも攻めなければならない』と言われていた」と、プレッシャーのかかる場面でも、コーチの言葉を思い出して実行することができたと語った。

今シーズン、2月のATP500リオデジャネイロ大会に続いて2勝目を挙げたアルカラス。18歳11ヵ月での「マイアミ・オープン」優勝は、19歳10ヵ月で優勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)を抜いて、最年少記録となった。

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