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2022.04.13

選手情報

ジョコビッチ、4年ぶりの初戦敗退「ローランギャロスでピークを迎えられるように頑張らないと」[ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチらしくない凡ミスの山で4年ぶりの初戦敗退

現地4月12日、「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同46位)と対戦。3-6、7-6(5)、1-6と2時間54分の激闘の末に敗れた。

【動画】2時間54分の大熱戦! ダビドビッチ・フォキナがジョコビッチ破りキャリア最大の勝利 マッチハイライト

上位8シードは2回戦から登場する今大会。ジョコビッチは、2月下旬の「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)以来、約1ヵ月半ぶりの試合を迎えた。

試合は、序盤から積極的に攻めてくるダビドビッチ・フォキナに苦戦。自身のサービスゲームで立て続けにブレークポイントを握られ、2度のブレークを許すと、第6ゲームで1つ返したが、第9ゲームでもブレークポイントを守り切れず、3-6で落とす。

続く第2セット、互いにサービスキープが難しく、3度奪い合うブレーク合戦に。ジョコビッチはタイブレークを制し、かろうじて最終セットに持ち込んだが、最後までファイティングスピリットをむき出しに戦うダビドビッチ・フォキナを前に、体力切れ。3度のブレークを許して、3時間弱の熱戦の末に敗れた。ジョコビッチが初戦で敗れたのは2018年のATP500バルセロナ大会以来、4年ぶりのことである。

この日のジョコビッチのアンフォーストエラー数は第1セットから16本、17本、18本と合計51本。ウィナー数27本の倍近い数字となり、これまで見せてきた精密機械ぶりが見られなかった。

試合後、ジョコビッチは「アレハンドロ(ダビドビッチ・フォキナ)におめでとうと言いたい。彼の方が良い選手だった。最初の2セットで良いリズムを見つけられ、僕はずっとロープにつかまって、結果を追いかけてしまった。チャンスについて多くを語れないし、第1、第2セットはブレークポイントもゲームポイントも多くを失った。彼はストレートで勝てたはずだが、僕は最終セットまで戦い抜いて、体力的に動けなくなったんだ」と試合を振り返った。

大会前の記者会見でジョコビッチは、「今週の初めはベストではない。まだ自分のエンジンをテストしている最中」と語り、約1ヵ月半ぶりの試合、クレーコート・シーズン初戦で難しい試合になると予想していた。今回の敗戦はまさにその通りの厳しい結果となった。

それでも5月22日に開幕する全仏オープンまで1ヵ月以上ある。「なぜこうなったのかチームとともに原因を探って、初心に戻り、来週のベオグラードではもっといい結果を出したい」とまだまだ修正の余地があるとして、「ローランギャロスでピークを迎えられるように頑張らないとね」と前を向いた。

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