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2022.04.14

選手情報

前兆なしに突如棄権を申し出、ブブリクが2回戦に途中棄権で敗戦 [ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

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最終セット、先にブレークされるとすぐさま棄権を申し出たブブリク

現地4月13日、「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/世界ランク36位)は、第13シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同19位)と対戦。第3セット、3-4となったところでそれまでメディカル・タイムアウトを取ったり、どこかを気にしたりするようなシーンがなかったブブリクが、突如棄権を申し出た。

【動画】“観客もびっくり”ブブリクが見せたスーパードロップリターン

第1セット第1ゲーム、カレーニョ・ブスタのサービスゲームで、ブブリクは前後に揺さぶりをかけていきなりブレークに成功。その後、アンダーカットサーブにサーブ&ボレー、スライス回転たっぷりのドロップショットを見せるなど、ブブリクらしい多彩なプレーを展開し、ブレークバックのチャンスを与えず。第1セットを6-4で先取する。

第2セットでも第1ゲームでブレークに成功。そのまま、キープしていくと5-4でサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。それまで粘り強くプレーしていたカレーニョ・ブスタ。ブブリクの2本のダブルフォールトを生かしてブレークに成功し、タイブレークに持ち込むと3本のミニブレークを奪って7-6(3)でセットを取り返す。

最終セットはキープ合戦に。3-3で迎えたブブリクのサービスゲームは、カレーニョ・ブスタが粘っていき、ロングゲームとなる。カレーニョ・ブスタのアドバンテージで迎えた12ポイント目、ブブリクがダブルフォールトを犯してしまい、ブレークされてしまう。すると、それまでメディカル・タイムアウトを取ったり、どこかを気にしたりするようなシーンがなかったブブリクが突如棄権を申し出て、カレーニョ・ブスタの勝利となった。

突然の出来事に観客も「何が起こったんだ?」という状況。棄権の理由は明らかになっていないが、1回戦後には“クレーが嫌いだ”という趣旨の発言もしている。

1回戦でブブリクは元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス/世界ランク236位)と対戦。3-6、7-5、6-2で勝利したのだが、試合後には「早くクレーが終わって、芝になればいいのにね。僕はクレーが嫌い。このサーフェスが嫌いなんだよ。クレーコートでは、僕は象のようだ。走って止まることも爆発することも、何もすることができない」と語っている。

ひょっとして“クレーが嫌いだから棄権!?”。そんなことも考えてしまうブブリクの棄権申し出。とにかくケガなどでなければいいのだが。

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写真=田沼武男