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2022.02.07

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ブブリク、世界3位ズベレフを下してツアー初優勝「この瞬間をとても楽しめた」[南フランス・オープン]

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ブブリクが5度目のツアー決勝で初タイトル

2月6日、「南フランス・オープン」シングルス決勝が行われ、第6シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/世界ランク35位)が、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を6-4、6-3で下し、5度目のツアー決勝にして初めてのタイトルを獲得した。

【動画】ブブリク、5度目のツアー決勝でズベレフ下して初優勝! マッチハイライト

この日の試合、ブブリクは深いストロークとドロップショットでズベレフを揺さぶると、互いに1度ずつブレークして迎えた、第9ゲームでズベレフがミスを連発。3本のブレークポイントを生かして、再びサービスゲームを破って、6-4で第1セットを先取する。

続く第2セット、ブブリクは緩急をつけたショットでズベレフにリズムをつかませない。徐々にフラストレーションを溜めたズベレフは、ショットの精度が甘くなり、これをブブリクが確実に奪って第5ゲームでブレークに成功。さらに、5-3で迎えた第9ゲームでもラブゲームでブレークに成功し、ツアー初優勝を果たした。

試合後、ブブリクは「これまで決勝で4度も負けて、ようやくタイトルを獲得できたんだから、もちろんうれしいよ。サーシャ(ズベレフ)という素晴らしい選手に勝つことができたわけだけど、自分のやりたいゲームを抑えて、冷静になることができたのが、決勝を制することができた理由のひとつだ」と、初めてのタイトルを噛み締めた。

また、今大会はサーブだけでなくリターンも好調。この日の試合では、ビッグサーブを持つズベレフのファーストサーブを37%の確率でポイントを獲得。セカンドサーブでのポイント獲得率も42%と、ズベレフに楽にサービスキープをさせなかった。

「リターンもサーブもうまくいったし、チャンスを逃すこともなかった。この瞬間をとても楽しめたよ。勝っても負けても、楽しむことが大切なんだ」と満足のいく試合だったとした。

今大会、ブブリクは1回戦でタロン・フリークスポール(オランダ/同62位)を7-6(4)、7-6(5)で下すと、2回戦でピエール・ユーグ・エルベール(フランス/同113位)に6-3、6(2)-7、6-2の接戦で勝利。準々決勝では、第2シードのロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同19位)を6-4、2-6、7-6(4)、準決勝で第5シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア/同36位)を6-4、6-2で下して、昨年2月のATP250シンガポール大会以来、5度目のツアー決勝に進出していた。

初優勝を飾ったブブリクは、今週、オランダ・ロッテルダムで開催される「ABNアムロ世界テニス・トーナメント」(ATP500)に出場。1回戦で元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/同102位)と対戦する。

※ランキングは1月31日付のもの

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