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2022.04.19

選手情報

元世界5位のロブレド、ツアー初勝利の地で約24年の現役生活にピリオド「テニスは僕にすべてを与えてくれた」[バルセロナ・オープン]

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ロブレド、約24年の現役生活に幕

元世界ランク5位のトミー・ロブレド(スペイン/世界ランク362位)が、2004年にトロフィーを掲げている「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。1回戦でベルナベ・サパタ・ミラレス(スペイン/同119位)に1-6、1-6で敗れ、約24年間のツアー生活にピリオドを打った。

【画像】ロブレドの引退セレモニーにF.ロペスやフェレーロらが出席(写真5点)

今年5月で40歳を迎えるロブレドは、1998年にプロ転向。キャリア通算533勝358敗、獲得した12度のツアータイトルのうち11勝がクレーコート大会である。また、グランドスラムでも7度のベスト8のうち5度が全仏オープンと、クレーコートを得意とした。

今大会は、1999年に当時世界ランク410位だったロブレドがツアー初勝利を挙げた大会。その地で現役生活に幕を閉じることとなった。

試合後にはセレモニーが行われ、ともにツアーで競い合ったスペインのフェリシアーノ・ロペス、ロベルト・バウティスタ・アグ、パブロ・アンドゥハル、ファン・カルロス・フェレーロ、マルク・ロペス、ダビド・フェレール、ジャウメ・ムナール、対戦相手のサパタ・ミラレスが出席。

アンディ・マレーやカルロス・モヤらのビデオレターも映し出され、ロブレドはコート上で「テニスは僕にすべてを与えてくれた。今日は僕にとって忘れられない日になった」と述べ、涙を流した。

また、ATP公式サイトもロブレドのコメントを掲載。「テニス選手になることを夢見て、テニスの世界で大きなタイトルと実績を残すことができた。人々に楽しんでもらえたことがうれしいし、何よりも子供たちが夢見るプロになることを実現したんだ」と紹介している。

思い出の試合としては、「5セットのタイブレークで勝ったフェレーロとのUSオープンやロジャー・フェデラー(2013年USオープン)とノバク・ジョコビッチ(2014年シンシナティ大会)勝ったこと」とする一方で、「他にも忘れられないタイトルはあるけど、好きな瞬間の一つはバレンシアの決勝でアンディ・マレーに負けたことだ。壮絶な試合だった。本当に素晴らしい瞬間がたくさんあったね」と、思い出は勝利だけでないと語った。

テニスに人生を捧げ、コート上にすべてを置いてきたロブレド。選手としてのキャリアを終え、どのような形でテニスに関わっていくのだろうか。ロブレドの次の章を楽しみにしたい。

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