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2022.05.20

選手情報

綿貫陽介、デミノーに善戦も腰の痛みが再発。途中棄権でベスト4入りならず「先週の痛みが強く出てしまった」[オープン・パルクARA]

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綿貫陽介、約6年ぶりにデミノーと対戦も途中棄権を決断

現地5月19日、「オープン・パルクARA」(フランス・リヨン/ATP250)シングルス準々決勝が行われ、ラッキールーザーから勝ち上がった綿貫陽介(フリー/世界ランク263位)は、第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同21位)と対戦。第1セットを4-6で落としたところで、腰の痛みのため途中棄権を申し出た。

【動画】綿貫陽介は世界21位デミノーと約6年ぶりの対戦も第1セット終了後に途中棄権 マッチハイライト

今大会、予選から出場となった綿貫は、予選1回戦で第1シードのカルロス・タベルネル(スペイン/同88位)を6-3、6-4で下したものの、予選決勝で第8シードのグレゴワール・バレール(フランス/同209位)に3-6、6-3、3-6で敗戦。

だが、ラッキールーザーでキャリア5度目のツアー大会の本戦入りを果たすと、1回戦で第8シードのペドロ・マルチネス(スペイン/同43位)を6(2)-7、6-4、6-2、2回戦でクォン・スンウー(韓国/同71位)を6-3、6-4で下し、自身初となるツアー8強入りを決めていた。

準々決勝の相手となったデミノーとは、ツアーでは初対戦だが、ジュニア時代には2度対戦があり1勝1敗。約6年ぶりの対戦となった。

試合は、第3ゲームでデミノーが先にブレークに成功。リードを許した綿貫は、角度のあるショットやドロップショットでデミノーを揺さぶるが、さすがは上位ランカー。簡単に崩れてくれず、チャンスを握らせてもらえないまま、第1セットを4-6で落としてしまう。

先週、腰を痛めてチャレンジャー大会をスキップしたという綿貫は、状態が良くなったとして今大会に出場。だが、14日の予選からこの日で5試合目と、タフな戦いをこなし体が悲鳴を上げた。セット間でトレーナーを呼ぶと、途中棄権を決断した。

試合後、綿貫は自身のツイッターを更新。「今日の試合、腰の痛みの為リタイアとなってしまいました。先週の痛みが前の試合後また強く出てしまい、プレーをするか迷いましたが初のベスト8で久しぶりにデミノーと試合ができる喜びで痛み止めを飲みまくったのですが痛みが引かずリタイアとなりました」と綴った。

また、ATPは公式サイトでデミノーのコメントを掲載。「タフな一戦だった。風が強くてタフなコンディションだった。冷静にすべきことができて良かった。そして、ジュニア時代からよく知っている(綿貫)陽介の早い回復を願っている」と語った。

勝利したデミノーは、準決勝でアレックス・モルカン(スロバキア/同47位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma