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2022.05.27

選手情報

昨年準Vのチチパス、グランドスラム初出場の世界134位に辛勝で3回戦へ「解決策を見出すのは簡単なことではなかった」[全仏オープン]

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Photo by Getty Images

チチパス、4時間6分の激闘で世界134位下し3回戦進出

現地5月26日、「全仏オープン」男子シングルス2回戦が行われ、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)は、ズデネク・コラル(チェコ/同134位)と対戦。6-3、7-6(8)、6(3)-7、7-6(7)と、4時間6分の熱戦の末に勝利を挙げ、4年連続での3回戦進出を決めた。

【動画】チチパス、4時間6分の激闘を制して勝利の雄叫び!&マッチハイライト

一昨年はベスト4、昨年は準優勝と優勝まであと一歩と悔しさを味わってきたチチパス。今大会初戦では、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同66位)に5-7、4-6、6-2、6-3、6-2と2セットダウンから逆転勝ち。苦戦しながらも勝利を手にしていた。

この日の試合、激しい打ち合いとなったが、チチパスは第1セットを6-3で奪うと、第2セットもタイブレークの末に奪取。2セットアップと勝利まであと1セットとする。

だが、チャレンジャーを主戦場とし、ツアー本戦出場は1度のみのコラル。17度目のグランドスラム挑戦にしてようやく手にした本戦で決して引かない。昨年の準優勝者を相手に、ストローク戦で互角の戦いを見せると、第3セットを取り返す。

流れがコラルに傾く中、第4セットに入るとチチパスは、度々ブレークポイントを握るもあと1本が奪えず。第5ゲームでようやくリードを手にしたが、直後にブレークバックを許し、タイブレークに突入。そこでもミスが重なり、2-6とセットポイントを握られてしまう。

しかし、そこから高い集中力を見せて5連続ポイントのチチパス。8-7のマッチポイントでは、フォアハンドで攻め切って、コラルのフォアハンドがネットに。苦しみながらようやく手にした勝利の瞬間、チチパスは雄叫びを上げた。

試合後、チチパスは「彼は今日、本当に良くプッシュしていて、すべてのボールを追いかけていた。すべてのボールの後ろに入っていたね。速く走り、速く反応する。ネットプレーもうまい。完璧な選手と言えるだろう」と、コラルを称賛。「解決策を見出すのは簡単なことではなかった」と、タフな一戦だったと語った。

3回戦でチチパスは、ミカエル・イマー(スウェーデン/同95位)と対戦。イマーは、2回戦で第29シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同32位)を6-3、3-6、6-2、6-3で下している。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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