close

2022.05.29

選手情報

メドベデフが3試合連続のストレート勝ちで2年連続の16強。ケツマノビッチに完勝[全仏オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

世界2位メドベデフ、ケツマノビッチにブレーク許さず快勝

5月28日、「全仏オープン」男子シングルス3回戦が行われ、第2シードのダニール・メドベデフ(世界ランク2位)は、第28シードのミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同31位)と対戦。6-2、6-4、6-2で下し、2年連続でベスト16入りを果たした。

【動画】「素晴らしいクレーコート選手になれるように努力したい」 大会公式ツイッターが投稿したメドベデフの会見の様子(日本語訳あり)

昨年大会で全仏オープン初勝利を手にし、ベスト8のメドベデフ。苦手意識のあるクレーコートでの戦いだが、初戦のファクンド・バグニス(アルゼンチン/同103位)、2回戦のラスロ・ジェレ(セルビア/同56位)と1セットも落とすことなく勝ち進んでおり、その意識も払しょくされつつあるのかもしれない。

この日も第1セットで2ブレークを奪って6-2で先取したメドベデフは、第2セットも第1ゲームでブレークに成功。角度をつけたストロークでケツマノビッチの体勢を崩し、浅いボールを引き出して順調にポイントを奪うと、ブレークポイントを握らせず6-4でセットを連取する。

なかなか打開策を見出せないケツマノビッチは、ハードヒットを続けてメドベデフを押し込んでいく。だが、メドベデフも負けじとコートの一番後ろまで下がって、徹底的に守備。第3セット第5ゲームでブレークポイントをものにすると、勢いの落ちたケツマノビッチの隙を突いて、第7ゲームでもブレーク。最後はパッシングショットを決め、3試合連続のストレート勝利で2年連続4回戦進出を果たした。

この日の試合、メドベデフはファーストサーブを71%の確率で入れ、そのうち77%でポイントを獲得。セカンドサーブでもポイント獲得率61%と高い数字を記録した。また、アンフォーストエラーが26本に対し、ウィナー数も42本と上回り、隙のないテニスを披露した。

4回戦でメドベデフは、第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア/同23位)と対戦。チリッチは、3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場のジル・シモン(フランス/同158位)を6-0、6-3、6-2で下している。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

【特集】全仏オープン2022の記事はこちら


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma