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2022.06.11

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マレーがチチパスを下しツアー4強! 準決勝では4年ぶりにキリオスと対戦[ボス・オープン]

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Photo by Getty Images

マレーが5ヵ月ぶりにツアー大会で準決勝進出

現地6月10日、「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)シングルス準々決勝が行われ、元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク68位)が、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位)を7-6(4)、6-3で下し、5ヵ月ぶりにツアー4強入りを果たした。

【動画】マレーがチチパスを下しツアー4強! マッチハイライト

全仏オープンを欠場し、母国イギリスのチャレンジャー大会でいち早く芝シーズンをスタートさせたマレーは、同大会でベスト4入り。4試合を戦って今大会を迎え、初戦で予選勝者のクリストファー・オコネル(オーストラリア/同116位)を6-4、6-3で下すと、2回戦では第7シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同42位)を6-3、7-6(4)と、いずれもストレート勝利を飾っている。

そして、準々決勝では昨年のUSオープン1回戦で4時間49分の死闘の末に敗れたチチパスと2度目の対戦。リベンジマッチとなった試合で、2度のウィンブルドンチャンピオンが輝きを見せた。

第1セット、チチパスはサーブで優位な状況を作り、テンポ良くポイントを獲得。一方のマレーもストローク戦で崩し、チャンスを引き出して、サービスゲームを渡さない。互いに一歩も譲らず投入したタイブレークで、マレーはストロークやネットプレー、ドロップショットでチチパスを翻弄。4-3では、運も味方しコードボールがポイントに繋がって、ミニブレークに成功して、7-6(4)でセットを奪う。

続く第2セットでも安定したプレーを続けたマレー。第6ゲームではチチパスのダブルフォールトでブレークポイントを握ると、最後はバックハンドの華麗なパッシングショットを決めてブレークに成功する。そのまま、チチパスにブレークポイントを握らせず、ストレートで試合を締めた。

試合後、「素晴らしい雰囲気だった。テニスをするには最高のコンディションだったよ。第1セットで彼は信じられないようなサーブをしていた。反対に、彼がチャンスとなった時に僕は強くプレーすることができたね。第2セットではラリーに持ち込んで、多くのポイントを支配することができたし、良いパフォーマンスだった」とマレーはコメント。昨年のUSオープンでのリベンジを果たした。

これで今年1月のATP250シドニー大会以来、5ヵ月ぶりにツアー4強入りを果たしたマレーは、準決勝でニック・キリオス(オーストラリア/同78位)と対戦。約4年ぶりの対戦となるこの試合も面白くなりそうだ。

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