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2022.07.28

選手情報

ラドゥカヌ、USオープン連覇へ元世界20位のツルスノフ氏をコーチに。サバレンカやコンタベイトを世界トップへ押し上げたコーチとタッグ

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ラドゥカヌの新コーチにツアー通算14勝のツルスノフ氏が就任

昨年のUSオープン女王であるエマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク10位)が、ロシアの元世界ランク20位のドミトリー・ツルスノフ氏を新コーチに据えると、イギリス各紙が報じている。

【動画】ラドゥカヌ、シーズン後半戦へ向けIMGアカデミーでトレーニング

昨年のUSオープンで予選からセットを落とすことなく勝ち上がり、決勝でレイラ・フェルナンデス(カナダ)を下し、当時18歳で劇的なグランドスラム初優勝を果たしたラドゥカヌ。

だが、USオープン時に指導していたアンドリュー・リチャードソン氏とは契約を更新せず、昨年11月にアンゲリーク・ケルバー(ドイツ)を世界1位へ押し上げたトーベン・ベルツ氏をコーチに。そのベルツ氏とも今年4月に関係を解消し、その後はコーチ不在のままLTA(ローンテニス協会)のイアン・ベイツ氏らのサポートを受けている。

また、結果においても厳しい1年を過ごしており、今季は11大会に出場し、連勝を挙げたのはわずか2大会のみ。度重なるケガもあり、6月に母国イギリスで行われたWTA500ノッティンガム大会で脇腹を負傷し、その後行われたウィンブルドンでは2回戦敗退となっている。

今回、コーチに就任するという39歳のツルスノフ氏は、ツアー通算14勝(うちダブルス7勝)を誇り、2006年にはロシア代表として男子国別対抗戦「デビスカップ」の優勝に貢献するなど自己最高ランキングは20位。

2017年の引退後は、コーチの道に進み、ダブルス世界1位に輝いたエレナ・ベスニナを指導した後、アリーナ・サバレンカをトップ10入りへ導く。昨年8月、現世界ランク2位のアネット・コンタベイト(エストニア)のコーチに就任すると、シーズン後半戦だけで4つのタイトルを獲得。ツアー最終戦準優勝したが、今年の全仏オープン後に関係を解消していた。

USオープン連覇へ向け、新たなコーチとどのような化学反応を見せるのだろうか。ラドゥカヌは、来週の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/WTA250)に出場予定となっている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma