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2022.09.10

メーカーズボイス

おすすめテニスシューズ、プリンス「ワイドライト」、勝ちたいミドルエージの声に徹底的に応えたセーフティファースト・モデル【編集部インプレ付き】

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プリンスが作ったおすすめテニスシューズ
「ワイドライト」が9月発売に!

プリンスの最新テニスシューズ「ワイドライト」(prince WIDE LITE)が9月に発売された。端的に説明すると“広い!強い!疲れない!”が特徴。勝利を目指してテニスを頑張るミドルエージの声を徹底リサーチして作られたもので、動きやすさ、プレーしやすさという部分を損なわないうえで、“セーフティファースト(安全第一)”を徹底的に考えたテニスシューズである。

年齢を経て今こそテニスがおもしろいという人は少なくない。年を経たからこそわかる気づき、学びというのもあるからだ。だからこそ、勝利を目指して週何回か練習をしている、または週1回でも長時間テニスをしているという人も思った以上にいる。日本女子テニス連盟、いわゆる“女子連”で上を目指す方、はたまた草トーナメントで上を目指す方はその一例だ。しかし、長時間のプレーになるほどに体に疲労が蓄積させ、手首や肘、膝、足首など持病を悪化させるということもよく聞く話だ。

10代、20代の体と中高年の体は何が違うのか? 筋力量が落ちることもあるが、骨や腱の柔軟性が落ちることが大きいと言われる。体が硬くなるから体への負担が増えてケガにつながりやすいし、動きのズレも生まれやすくなるわけだ。





長時間のダブルス練習でも安心してプレーができる
プレーヤーの声を徹底的に反映したテニスシューズ

“勝利を目指すミドルエージに向けて、どんなテニスシューズを作るべきか?”、プリンスは今回まず徹底的にリサーチを行った。中でも、特に時間を割いたのが “女子連”CD級のプレーヤーたち(女子連には8つのレベル分けがなされており、C級は年齢別を除いて上から3番目のレベル、D級は4番目のレベル)。
女性特有の外反母趾の問題、長時間プレーするため重量から来る疲労など、テニスシューズに関する悩みというのは尽きない。リサーチの結果が、【1番目に求めるもの】1位「幅広」、2位「安定性」、3位「クッション性」、【2番目に求めるもの】1位「クッション性」、2位「幅広」、3位「軽量性」という結果だった。忠実に再現となると相反するニーズも出て来てしまうが、いかに作っていくか。





まず、幅広に関しては「3E相当のラスト」を採用。さらに安定感、フィット性を高めるために、アッパーの前足部には「メッシュTPU」、中・後足部には「人工皮革」と2種類の素材を組み合わせることにした。
「メッシュTPU」は、伸縮性が高くフィットしやすい特徴を持っている。テニスでは前足部を使って動くことがほとんど。つま先部をしっかりフィットさせることで、足に機動性を与えるわけだ。また同素材は通気性が高いというのも特徴で、快適性も向上させることができた。
そして、足馴染みの良い「人工皮革」を使った中・後足部だが、履き口部はローカットに変更している(前作はミドルカット)。これは足回りを動きやすくする目的と「軽量性」を図るため。その分、両サイドに補強を目的とした「スタビリティー・パーツ」を重ねることで「安定性」をアップさせている。

また同パーツは、ヒートプレス加工のパネルに加え、ブレを抑える「3Pプリンティング”P”ロゴ」を配置し、切り替えし時のヒザの負担を軽減するもの。左右のブレシューレース・ホール(ハトメなし。さらに平ひもなので緩みにくい)に連動させているため、靴ヒモの締め具合によって「ホールド性」、「安定性」を変えられるというのはうれしいところ。またショップ用語の一つ「靴が笑う(耐久性が低く足入れ部が左右に広がる)」ことも防ぐことができる。
ちなみに、プリンスは“オブリークトゥ”(つま先部が平らな形状)を採用しているが、これは日本人に多いエジプト型(親指が一番長い)に適した形状であり、外反母趾にも優しいと言われている。






3つのパーツを組み合わせ
最高のクッション性を生み出す

1番目に求めるもの3位の「クッション性」に関しては、衝撃吸収性&高反発性が高い「ライトウェイト・リバウンド・ミッドソール」を土台に、衝撃が強くなる母趾球部、かかと部に「Pスプリング・ライトII」を搭載。その上に、高い衝撃吸収性を誇る「オーソライト・インソール」を敷くなど、3段構えでプレーヤーに有害な衝撃を与えないように作られている。また、アウトソール中足部「ダブルシャンク」も搭載されており、切り返し時に起きやすい足首の内反ねんざなどを防ぐように考えられている。





「幅広」、「安定性」、「クッション性」、「軽量性」、調査のうえで求められたニーズを見事に反映。それこそがプリンス「ワイドライト」である。シューズカラーも、リサーチを反映してウィメンズモデルは爽やかな“フレッシュブルー”を採用、メンズモデルではシンプルな“ブラック×ネイビー”となっている。

“広くて強くて疲れない”、プリンスが本気で作った“セーフティファースト(安全第一)”のモデル。一つ重要なポイントがある。それは履き方である。このモデルは、細部にまでこだわって作られている。それを十分に活かすためには、着用の際、つま先の部分まで一度靴ヒモを緩めてから足入れをしてほしいということ。かかとで地面をトントンと詰めてから靴ヒモを締める。これだけでフィット性、ホールド性がまったく違うのだ。
テニスシューズに悩みがある、今履いているものがしっくり来ていない方は、選択肢の一つとしてショップで足入れしてみると良いだろう。








編集部インプレ
おすすめテニスシューズ、プリンス「ワイドライト」

“広い!強い!疲れない!”、そして軽量が特徴というプリンス「ワイドライト」の履き心地はいかに!? 編集部(川)、(広)が、履いてみて、その使用感をレポート!

編集部(川)
ダブルスのプレーは快適!
軽量でクッション性も高く履き心地が良い

まず靴ヒモを締めた瞬間に感じる履き心地が、かなり柔らか。3E相当のラストということもあり、足との密着感は抑えめ。つま先は、かなりゆったり目となっている。

瞬時の一・二歩だったり、動きが少ない分にはすごく履き心地も良く、快適にプレーができる。次にダッシュ&ストップを意識してプレーしてみる。シングルスのように男性がダッシュするような状況となると、ホールド感、安定感は少し寂しいところがある。ただし、このモデルはダブルスをメインとして設計されているものなので、瞬時の動きでプレーしている分には快適。狙いどおりのテニスシューズなんだと思う。

プリンスの「ツアープロ」シリーズなんかと比べると、かなり軽量で内側のクッション性も高い。そこは履いていて心地よく気に入った。





編集部(広)
雲に乗っているかのようなクッション性
つま先が自由に動かせてプレーしやすい

まず3E相当のラストということもあって、足入れが楽。ローカットの履き口部からスルリと入る感じがある。“先まで靴ヒモを緩めて履いてほしい”という説明があったが、確かに横着して履き口部付近だけ緩めると、狭まっている中足部で足が止まる感じがあり、どこか足が浮いている感じになるので、先まで靴ヒモを緩めて、かかとで詰めて締めるという正しい履き方をすべき。
中速部〜後ろ足部は、アッパーの内側に厚みがあって柔らか。足の真ん中からかかとまでがしっかりホールドしてくれる感じがあるのと、けっこうきつく締めても痛いとか苦しいといった感じがない。私はキツ目に結ぶ傾向にあるので、ここはうれしいところ。

履いて少し動いてみると、なんと雲に乗っているかのようなクッション性を感じる。“ポヨンポヨン”というのでではなく、足裏全体が包まれる感じである。
いざプレーしてみると、まず感じるのが前足部の使いやすさ。アッパー前足部分はニットになっているので、靴の中で指を立てる・伸ばすといった動作がしやすく、瞬時の動きがしやすい。がっしり重量感のある「ツアープロ」「ツアープロライト」と比較したら、左右に動いて止まった際の不安感はあるものの、ダブルスでそんな動きはほぼない。軽量かつホールド感が高くてクッション性も良い。ダブルスで長時間プレーするということを考えたら、この選択に至ると思う。







取材協力 グローブライド株式会社
フリーダイヤル  0120-506-204
https://princetennis.jp/product-category/tennis/tennis-shoes/tennis-shoes-widelite

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