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2022.08.22

選手情報

チチパス、「リラックスしすぎて負けてしまった」と敗因を分析。チョリッチのプレーは世界1位の「メドベデフのような感じ」[ウェスタン&サザン・オープン]

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Photo by Getty Images

チチパス、チョリッチのプレーを称賛「サーブとベースライン・ゲームの2つがうまくできている」

現地8月21日、「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、今季3勝目を狙った世界ランク7位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、元世界ランク12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア/同152位)に6(0)-7、2-6で敗戦。「リラックスしすぎて負けてしまった」と敗因を語った。

【動画】チョリッチが世界7位チチパスを破り復活V マッチハイライト

チチパスは、初戦で敗れた前々週のATPマスターズ1000カナダ大会の尾を引かず、今大会順調に勝ち上がると、準決勝では第1シードのダニール・メドベデフ(同1位)を相手にストローク戦でリズムを掴ませず、スライスやドロップショットを使って翻弄。フルセットの熱戦を制し、今季5度目のツアー決勝に進んだ。

だが、この日のチチパスがリードを奪ったのは第1セット途中まで。徐々にチョリッチの守備を前にミスが出始め、掴みかけた流れを手放して第1セットを失う。第2セットでも第1ゲームで0-40というチャンスを逃してしまうと、勢いを失ったチチパスは、疲れからか万全の体勢でボールを捕らえることが難しくなり、2-2から2度のブレークを許してストレートで敗れた。

試合後には、「リラックスしすぎて負けてしまった。それが敗因だ。彼は僕とは正反対で、とても積極的だった。リラックスしすぎると、その場にいられなくなることがある。そうすると、せっかく掴んだ勢いを失ってしまうんだ」とコメント。

第1セット4-1とリードした場面からチョリッチの追い上げを許したことに、「彼は良いサーブを打っていたし、僕をよく動かしていた」と述べ、「でも、第1セットではチャンスを生かすことができたはず。なぜできなかったのかはわからない。少し焦ってしまったんだ。彼は僕を劣勢にする良いリターンをいくつか放っていた。あの第1セットは、人生を変えるほどのものだったはずだったからね」とチョリッチのプレーが一枚上手だったとした。

「安定性という点では、もっといいサーブを見たことがあるが、彼はサーブとベースライン・ゲームの2つがうまくできている。ミスが少なければ少ないほど、彼は僕を苦戦させるんだ。ダニール・メドベデフのような感じだけど、もう少しハードに打ち、トップスピンをかけてコートを広く使う。彼のボールはストリングから離れる時に重みを感じるんだ」と、トップ選手にも引けを取らないほどのショット、ラリー戦を繰り広げていたと語った。

※ランキングは8月15日付のもの

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