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2022.09.19

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土居美咲、中国の勢いある若手に敗れ初戦敗退「突破口を見出せなかった」[東レPPO]

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土居美咲、世界36位ジェンのパワーテニスに突破口を見出せず初戦敗退

9月19日、「東レ パン パシフィック オープン」(東京・有明/WTA500)シングルス1回戦が行われ、土居美咲(ミキハウス/世界ランク107位)は、ジェン・チンウェン(中国/同36位)と対戦。2-6、4-6のストレートで敗れた。

【画像】「東レ パン パシフィック オープンテニス 2022」シングルス本戦ドロー

2019年大会以来3年ぶりの開催となった今大会。シングルス本戦に7度目の出場となった土居は前回大会で8強入りしている。

初戦の相手は、今年1月の全豪オープンで予選を突破しグランドスラムデビューを果たすと、全仏オープンでは4回戦進出。ウィンブルドン、USオープンで3回戦に進んで、一気にトップ50入りして勢いに乗るジェン。

試合は土居のサーブでスタート。開始からジェンを左右に動かしてミスを引き出す土居だが、ジェンの強打に思わず会場から歓声が上がる。4度目のブレークポイントをものにされて、土居は第1ゲームでブレークを許す。直後の第2ゲームで土居もチャンスを作ったが、ジェンにサーブでしのがれてしまう。その後もジェンの体勢を崩せずしっかり構えられてしまい、パワーテニスを展開され第1セットを2-6で落とした。

続く第2セットでもストロークで主導権を奪うことができない土居は、開始から16連続ポイントを許し、一気に0-4とリードを広げられる。地元ファンの声援を受けた土居は、第8ゲームでブレークして1つ返したが、追いつくことはできず4-6。3年ぶりとなった日本での試合は初戦敗退となった。

試合後、土居は「最近勢いのある選手で、かなりパワーヒッターだったので、最初の2ゲームの長いデュースやチャンスがありながら、そこを取りきれなかったことで相手のペースになってしまった。第2セットの序盤も相手のパワーに押されてしまい、なかなか突破口を見出せなかった」とコメント。「タイミングをずらせたらなと思っていた」としたが、ジェンの力のあるショットを前に押されてしまい対応ができなかった。

3年ぶりに日本でツアー大会が行われ、「ファンの前でプレーできたのは純粋にうれしい」とした土居。残念ながらシングルスは敗れたが、今大会限りでの引退を表明している奈良くるみ(安藤証券/同235位)とのダブルスがまだ残っている。

ジュニアの頃から切磋琢磨し、共に刺激し合ってきた仲だけに、「寂しいのが一番。自分が大変な時とかも彼女が頑張っているから頑張ろうと。逆もあったと思いますし、そういう意味で本当に良い関係性でここまでこれた」と述べ、2人のペアで約3年ぶりの公式戦に向けて楽しみながらも「勝ちにいきたい」とした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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