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2022.10.01

選手情報

西岡良仁、4年ぶり2度目のツアー優勝に王手! 決勝で世界24位シャポバロフと対戦[韓国オープン]

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西岡良仁、シャポバロフとツアー2勝目をかけて決勝で対戦

10月1日、「ユージン韓国オープン」(韓国・ソウル/ATP250)シングルス準決勝が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク56位)は、ラッキールーザーで勝ち上がっているアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ/同222位)を6-3、4-6、6-3のフルセットで下し、今季2度目のツアー決勝進出を果たした。

【動画】西岡良仁、ツアー通算4度目の決勝へ! 勝利の瞬間&マッチハイライト

今大会、西岡は初戦で第5シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同25位)を6-2、7-6(3)で下すと、2回戦ではダニエル太郎(エイブル/同92位)を6-2、6-4で破ってベスト8。

快進撃は止まらず、準々決勝では今年の全仏オープンとUSオープンで決勝に進んでいる世界ランク2位のキャスパー・ルード(ノルウェー)に6-2、3-6、6-2と競り勝ち、キャリア最大の勝利を挙げて準決勝に進んだ。

対戦相手となったのが、予選で敗れたもののラッキールーザーでキャリア初となるツアー本戦入りとなったコバチェビッチ。1回戦で第7シードのミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同32位)を6-4、6-4で下して金星を挙げると、2回戦でツェン・チュンシン(台湾/同88位)、準々決勝でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同82位)をフルセットで下し、準決勝に駒を進めた。

第1セット、西岡は高い弾道のボールでコバチェビッチの片手バックハンドを狙いつつ、コンパクトなテイクバックから鋭いバックハンドショットを放つ。第5ゲームでは、サイドに振られたものの、体を目一杯伸ばして食らいつくと、コバチェビッチのミスを引き出してブレークに成功。試合の主導権を握ると、第9ゲームもコバチェビッチのサービスゲームを破って、6-3でセットを奪う。

だが、第2セットではコバチェビッチもミスを恐れず果敢に攻撃を仕掛けて西岡にチャンスを握らせない。西岡は、第5ゲームでこの試合最初のブレークを許すと、その後も粘りを見せたが追いつくことはできず4-6で奪い返され、試合は最終セットへ突入した。

勝負の最終セット、第2ゲームで先手を奪った西岡は、第7ゲームでブレークバックされるも、4-3の第8ゲームでコバチェビッチを前後左右に動かして再びブレーク。リードを守り切り、今年8月のATP500ワシントン大会以来、今季2度目のツアー決勝進出を果たした。

この日の勝利で自己最高ランキングの48位を超えることが確実となった西岡は、2018年9月のATP250深セン大会以来4年ぶりのツアー2勝目を狙う。

決勝では、同じ左利きで第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同24位)と対戦。過去に1度だけ対戦しており、優勝した深セン大会2回戦で7-6(5)、3-6、7-5で勝利している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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