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2022.10.23

選手情報

ベレッティーニ、逆転勝ちで今季ツアー3勝目に王手! 決勝は20歳ムゼッティとのイタリア対決に[テニス・ナポリ・カップ]

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ベレッティーニ、1セットダウンから逆転勝ちで決勝へ

現地10月22日、「テニス・ナポリ・カップ」(イタリア・ナポリ/ATP250)シングルス準決勝が行われ、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/世界ランク16位)が、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同74位)を3-6、7-6(2)、6-3で下し、今季3度目のツアー優勝に王手をかけた。

【動画】ベレッティーニが母国イタリアでツアー初の決勝! 準決勝ハイライト

今大会、2回戦から登場したベレッティーニは、初戦でロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン/同76位)、準々決勝でダニエル太郎(エイブル/同95位)をいずれもセットを落とすことなく下してベスト4入りしている。

だが、この日の試合は開始からサーブが不調でリズムがつかめないつベレッティーニ。一気に5ゲームを連取されて、3-6で第1セットを落とす。しかし、第1セット後半からようやくベレッティーニらしい力のあるサーブとストロークのコンビネーションが決まり、その勢いで第2セットは先にブレーク。マクドナルドの粘りを前にリードを守りきれず、タイブレークに突入したが、2度のミニブレークに成功し土壇場で踏みとどまった。

流れはベレッティーニへと傾き、最終セットはピンチを迎えることなく、2-3から4ゲームを連取して逆転勝ちで今季4度目の決勝進出を果たした。

試合後、ベレッティーニは足の痛みがあったとし、チームからは棄権するべきだと忠告されたという。だが、「僕のキャリアで何度もあったことだから、戦い抜かなくてはいけなかった。リタイアはしたくなかったんだ。チームからはやめた方がいいと言われたけど、挑戦して自分なりの方法を見つけた」と語っている。

母国イタリアで迎える初めてのツアー決勝は、第4シードで同胞のロレンツォ・ムゼッティ(同24位)。ムゼッティは、準決勝でミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同30位)を6-3、6-4で下して決勝に進んでいる。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma