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2022.11.19

選手情報

フェデラー、ツアー離脱の錦織圭にエール「日本のヒーロー。またコートにカムバックしてほしい」

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フェデラー、錦織の復活を期待「一緒に戦った日々を忘れることはできない」

11月19日、今年9月に現役を引退した元世界ランク1位のロジャー・フェデラー(スイス)が「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」に登場。ケガでツアーから離れている錦織圭(ユニクロ)に「またコートにカムバックしてほしい」とエールを送った。

【動画】フェデラーや錦織圭、国枝慎吾、リードの登場シーン

今年9月の現役引退後、約3年ぶりに来日したフェデラー。これまでの偉業を称え、ユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務める錦織や国枝慎吾、ゴードン・リードといったテニス選手が一堂に会した。

41歳のフェデラーは、9月15日に現役から退くことを発表。体の限界を明かし、「今、競技生活を終えるべき時をはっきりさせなければいけない」と、自身も立ち上げた一人である「レーバーカップ」でラケットを置いた。

引退試合を見たという錦織は、「フェデラーが辞めるというのはびっくりしたし、正直悲しいことの方が大きかった。最後のプレーをナダルとのダブルスを組んで見れたのは感動的だった」とコメント。思い出の試合を問われると、「全部ですね。マイアミで試合をしたり、ツアーファイナルでも試合をした。僕の方が負けは多いけれど、永遠のアイドルと試合をしたというのは大きな経験値。どの試合をとっても学ぶことは多かった」述べた。

また、2011年にフェデラーの故郷であるスイス・バーゼルで行われた初対戦で、1-6、3-6と完敗を喫した試合について、「あれは覚えている。試合時間が10分ぐらいだったんじゃないかというぐらいボコボコにされた。彼の故郷であるバーゼルで試合をするというので空気にのまれた。ふがいなかったけど、その時からフェデラーはアイドルだけど勝たないといけない選手だと思えるようになった。そして、ちょっとずつ善戦できるようになった」とした。

これを聞いたフェデラーは、「錦織は日本のヒーロー。小さい頃からいろんな機会でプレーしてきた。心から尊敬している選手の一人。多くの試合をやってきた。話にあったバーゼルや全豪オープン、ウィンブルドン、コートで一緒に戦った日々を忘れることはできない。怪我を治してまたコートにカムバックしてほしい」と、怪我でツアーから離れている錦織にエールを送った。

今回のイベントでは、トークセッションのほか、小学1年生〜4年生を対象にしたジュニアテニスセッションやフェデラーと国枝、リードらによるスペシャルテニスセッションなどが実施された。

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写真=山岡邦彦 Photos by Kunihiko Yamaoka