close

2022.12.21

選手情報

元世界1位マレー、「もう一度大怪我をしたら復帰しない」と引退の可能性を示唆。現在は半年前より良い状態

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

2度の股関節手術を受けているマレー「先のことを考えられない」

現地12月20日、元世界ランク1位で2022シーズンで4年ぶりにトップ50に復帰したアンディ・マレー(イギリス/世界ランク49位)が、「もう一度大怪我をしたら復帰しようと思わない」と語ったとイギリス各紙が報じている。

【動画】スコットランドとイングランドが戦う「バトル・オブ・ザ・ブリッツ」の紹介動画

35歳のマレーは、腹部の怪我などがあったものの、今季2度のツアー決勝に進出するなど良い結果を残し、4年ぶりにトップ50まで上昇。「体の調子が良くて、コンスタントに試合に出場できるならプレーを続けるよ」と、まだまだ現役続行の意思を見せる。

しかし、その一方で「この年齢、これまで抱えてきた問題を考えると、先のことは考えられない。もし、もう一度大きな怪我をしたら復帰をしようと思わないだろう」ともコメント。2度にわたる手術を行い、股関節に人工関節を入れたマレーだからこそ、カムバックの辛さが身に染みているようだ。

その中、来年の全豪オープンで6年ぶりの3回戦進出を狙っており、すでにコーチのイワン・レンドル氏とハードなトレーニングを積んでいるそう。「フロリダで3週間過ごし、自分のプレーに磨きをかけた。以前より体調が良くなったのは明らかだ。持久力とスタミナをつけるために、ジムでたくさんトレーニングをしたし、それが来年つながるといい」と半年前よりもはるかに良い状態だという。

「2022シーズンは、最後の半年こそ満足のいくものではなかったけれど、それでも125位から50位に上がった。来季は、今までにやってきたことを生かして、どんどん良くなっていくことを期待しているし、試合に出るモチベーションを保ちたい」とやる気をみなぎらせた。

今週には母国イギリス・アバディーンで開催される「バトル・オブ・ザ・ブリッツ」と呼ばれるスコットランドとイングランド選手によるエキジビションマッチに、スコットランド代表として出場するマレーは、自身よりランキング上位のジャック・ドレイパー(同42位)、ダニエル・エバンズ(同27位)とシングルスで対戦。その後、兄のジェイミー・マレーとペアを組んで、ジョー・ソールズベリー/ニール・スカップスキーと対戦する予定となっている。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録