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2023.06.16

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錦織圭、2時間超の熱戦の末に逆転勝利! 復帰後初の大会でベスト8

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Photo by Getty Images/写真は2021年8月時のもの

錦織圭、1年8ヵ月ぶりの大会でベスト8入り


現地6月15日、チャレンジャー大会の「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマール)のシングルス2回戦が行われ、1年8ヵ月ぶりに復帰を果たした錦織圭(ユニクロ)は、世界ランク258位のミッチェル・クルーガー(アメリカ)と対戦。4-6、6-3、6-2の逆転勝利で復帰2戦目も勝利で飾った。

【動画】錦織圭らしいバックハンドのウィナー

昨年1月に股関節の手術を受けた錦織は、そのリハビリ中に右足首を負傷。予想していた以上に痛みが続き、復帰が遅れた。

1年8ヵ月も実戦から離れ、チャレンジャー大会でようやく迎えた試合。復帰初戦では、世界ランク333位のクリスチャン・ランモ(アメリカ)に対して、軽快なステップを見せるとともに、攻守にわたって久しぶりの実戦とは思えないほどのプレーで快勝した。

そして、2回戦では、1回戦の相手から一段階ランキングが上がった世界258位のクルーガー。昨年にはキャリアハイとなる135位を記録している。

試合序盤、ゆったりとしたラリーを組み立てていく錦織は、立ち上がりから2ブレークを許してしまう。徐々にエンジンもかかり、ストロークに強弱をつけるとともに、前後左右にコートを駆けたが、このビハインドを埋めることができず4-6で第1セットを落としてしまう。

それでもツアー大会で戦ってきたころから数々の逆転劇を見せてきた錦織。プレーの浮き沈みはあるものの、相手のサービスゲームを2度破って第2セットを6-3で奪い返すと、最終セットも第1ゲームでブレーク。ストローク戦で相手を左右に振り続けてミスを誘う。

流れは完全に錦織のもの。試合を優位に進めて、最終セットは相手にブレークを許さずリードを守り切り6-2と、2時間19分の熱戦の末に逆転勝利を手にした。

準々決勝では、世界ランク249位のアダム・ウォルトン(オーストラリア)と対戦する。

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