close

2023.07.15

選手情報

絶対王者ジョコビッチ、シナーを圧倒し史上最多35度目のグランドスラム決勝へ! ウィンブルドン通算8度目のタイトル、大会5連覇に王手

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

ジョコビッチが史上最多タイの24度目のグランドスラム制覇にあと1勝


7月14日、「ウィンブルドン」男子シングルス準決勝が行われ、大会5連覇を狙う第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク2位)が、第8シードのヤニック・シナー(イタリア/同8位)を6-3、6-4、7-6(4)と圧倒し、男女通じて最多となるグランドスラム通算35度目の決勝に進んだ。

【動画】ジョコビッチがウィンブルドン通算8度目、大会5連覇に王手! マッチハイライト

ロジャー・フェデラー(スイス)が持つウィンブルドン通算8度の優勝や大会5連覇、マーガレット・コートに並ぶ史上最多24度のグランドスラム制覇などの記録が今大会でかかる36歳のジョコビッチ。

通算46度目のグランドスラム準決勝の相手は、21歳のシナー。今大会は5人のノーシードを下して、初めてのグランドスラム準決勝の舞台に進んだ。両者は昨年大会の準々決勝で対戦しており、この時はジョコビッチが2セットダウンから大逆転勝利を飾っている。

緊張感がある中でスタートしたこの日の試合、立ち上がりでピンチを招いたジョコビッチだったがこれを守りきる。すると、続く第2ゲームではコート深くに配球されたショットでシナーの攻撃をシャットダウン。最初のチャンスをものにし、早くもブレークに成功する。立ち上がりからシナーをストロークで押していくジョコビッチは、ラリーの主導権を握るとともに好サーブも見せて、そのまま6-3でセットを取りきった。

続く第2セットも第3ゲームでシナーのセカンドサーブでプレッシャーをかけて0-40のチャンスを生かしたジョコビッチ。直後の第4ゲームでは、バックハンドを打った際に声を上げたことが相手のショットに影響したと妨害行為だと宣告され、さらにはタイムバイオレーションも取られてストレスがたまる場面があったが、シナーにブレークは許さず。第2セットも6-4で奪った。

なんとか一矢報いたいシナーは、それまでより精度の高いフォアハンドで力強いショットを放ち、ジョコビッチを崩しにかかる。5-4の第10ゲームではシナーが2本のセットポイントを握ったが、最大のチャンスで精彩を欠いて生かせない。そのままサービスキープが続いて突入したタイブレークでも先にリードを奪ったシナーだが、ジョコビッチが堅いプレーで力の差を見せつけて7-6(4)。クリス・エバートの記録を抜く、最多35度目のグランドスラム決勝進出を果たした。

決勝では、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)と第3シードのダニール・メドベデフ(同3位)の勝者と対戦する。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma