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2023.08.06

選手情報

「第41回 第一生命全国小学生テニス選手権大会」の女子決勝では赤羽奏那と篠原絢が対戦

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決勝進出を果たした篠原絢(写真左)と赤羽奏那

女子決勝はパワーの赤羽奏那と粘りの篠原絢のカードに

8月5日、「第41回 第一生命全国小学生テニス選手権大会」(8月2~3日:東京都杉並区・武蔵野ローンテニスクラブ、8月4~6日・東京都世田谷区・第一生命相娯園テニスコート/クレーコート)の女子シングルス準決勝が行われ、第7シードの赤羽奏那(宮谷小学校/神奈川)とノーシードから勝ち上がっている篠原絢(川之江小学校/愛媛)が決勝進出を果たした。

【画像】「第41回 第一生命全国小学生テニス選手権」女子シングルス準決勝フォトギャラリー

朝9時すぎの時点でコート上の気温が36度超と猛暑の中で行われることとなった女子シングルス準決勝。

3度目の全国小学生大会出場となった篠原は、準決勝まで1セットで失うゲームをわずか2に抑える安定した戦いぶりを見せている。準決勝でも、第6シードの長谷川良菜(神山小学校/愛知)に対し、ミスの少ないプレーを披露。長谷川の力のあるショットに対して、体勢を崩されてもボールをコートに収め、「ただ返すだけだったら打ち込まれて終わってしまう」と簡単にウィナーを取らせない配球でミスを引き出す。

第2セットこそ長谷川のショットが決まって落としたものの、7-6(6)、3-6、6-2と試合時間2時間半超の接戦を制して見事決勝へ。「相手は速いボールを打ってくると思うけど、それにうまく対応して優勝目指します」と力強い言葉でノーシードからの優勝を勝ち取りに行く。

一方敗れた長谷川は、2セット目こそ自分のやりたいことができたとしながらも、「最終セットは疲れて足が動かなくなって全然だめ。自分がミスをして負けてしまった」悔し涙を流した。

ボトムハーフでは、第7シードの赤羽が第8シードの島村芽衣(豊が丘小学校/三重)を6-3、6-1で下し、5試合連続のストレート勝利で決勝に進出。大会序盤の試合では力が入ってミスが出ていた赤羽だが、この日はリードをされてから巻き返して第1セットを奪い、勢いに乗るところで「力んでしまうので、1ポイント1ポイントを大切にしていた」と冷静に。リラックスしたスイングを心がけることで、より自身のパワフルなショットが生かされた。また、「ここまでくるとみんなのレベルは同じぐらい。暑さに勝てたのが一番の勝因」と最後までレベルを落とさずに戦い抜いて決勝への切符を手に入れた。

残念ながら準決勝で敗れた島村。序盤で良いペースを作りかけるも、流れを赤羽にもっていかれ「(サービスゲームを)落としたところでそのまま引きずってしまい、相手のペースも上がった。そこでもう少し踏ん張れていたら」と振り返った。「ここまで来たからには優勝したかった」と悔やんだ島村だが、ベスト4という結果には一定の満足感もある。「全日本ジュニアではもっともっと上を目指して頑張りたい」と前を向いた。

女子シングルス準決勝の試合結果および決勝の対戦カードは以下のとおりである。

<女子シングルス準決勝の試合結果>

○21 篠原絢(川之江小学校/愛媛)7-6(6) 3-6 6-2 ●16 長谷川良菜(神山小学校/愛知)[6]

○33 赤羽奏那(宮谷小学校/神奈川)[7] 6-3 6-1 ●49 島村芽衣(豊が丘小学校/三重)[8] 

※ドロー番号/選手名/所属団体名/所属地域/シード数の順で記載

<女子シングルス決勝の対戦カード>

21 篠原絢(川之江小学校/愛媛) vs. 33 赤羽奏那(宮谷小学校/神奈川)[7]

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Photo by Tennis Classic