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2023.08.16

選手情報

アルカラスが約3時間の激闘を制して16強。昨年より速いペースでマッチ50勝を達成

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Photo by Getty Images

アルカラスが3時間の激闘を制して3回戦進出

現地8月15日、「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が行われ、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)が登場。3時間2分の激闘の末に予選勝者のジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同55位)を7-5、4-6、6-3で下し、今季マッチ50勝目を挙げて初戦突破を果たした。

【動画】アルカラスの鉄壁の防御から柔らかすぎるロブショット&マッチハイライト

試合序盤、アルカラスはチャンスを作るもアンフォーストエラーが出てブレークできず、第6ゲームで先にブレークされてしまい流れに乗れない。それでも第7ゲームですぐさまブレークバックすると、第11ゲームでも粘り強くプレーし、ミスを引き出して2度目のブレーク。このリードを生かして7-5で第1セットを奪う。

セットを奪ったものの、ストロークの精度を欠く苦しい展開のアルカラス。第2セットは2度のブレークを許して4-6で落としてしまう。

それでも最終セットでは集中力を引き上げ、エネルギッシュなプレーで第1ゲームをブレークしたアルカラス。自身のサービスゲームで1ポイントしか落とさず、ネットに出てくるトンプソンに対し、難しいボレーを強いて第9ゲームも破って6-3とフルセットで勝利した。試合が終わったのは日付が変わった16日の深夜1時すぎ。初戦から苦戦を強いられたものの、3時間2分の試合を制してベスト16入りを果たした。

今季、右脚を痛めて1ヵ月ほど出遅れたアルカラス。この日の勝利で、USオープンで到達した昨年より速いペースの12大会目にしてマッチ50勝に到達した。

ATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載。「簡単な試合ではなかったけど、最後には自分のベストのレベルを見つけられた。試合をするために一日中待っていたし、コートに入れば雨の中でも始めなければならない。こんな状況でも勝つ方法を見つけなければいけない」と述べている。

3回戦では、第14シードのトミー・ポール(アメリカ/同13位)とウーゴ・アンベール(フランス/同33位)の勝者と対戦する。

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