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2023.09.27

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西岡良仁、世界15位にストレートで敗れバースデーVならず。ツアー3勝目はお預け[珠海選手権]

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Photo by Getty Images

西岡良仁は準優勝。ツアー3勝目ならず


現地9月26日、「珠海選手権」(中国・珠海/ATP250)シングルス決勝が行われ、第8シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク46位)は、第1シードのカレン・カチャノフ(同15位)と対戦。6-7(2)、1-6で敗れ、ツアー3勝目はお預けとなった。

【動画】西岡良仁、惜しくもツアー3勝目ならず マッチハイライト

今年1月の全豪と全仏オープンでベスト16入りを果たすなど自己最高ランキング24位を記録した西岡は、怪我もあり7月以降は苦戦。USオープンなど5大会で初戦敗退を喫していた。

第8シードで出場した今大会は、初戦でフランスのテレンス・アトマネ(同149位)に第1セットを0-6で落としてから逆転勝ちを飾ると、2回戦でロイド・ハリス(南アフリカ/同162位)、準々決勝でヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/同23位)、準決勝でアスラン・カラツェフ(同63位)といった実力者も撃破。27日に28歳の誕生日を迎えるバースデーウィークに、ツアー通算5度目となる決勝の舞台に進んだ。

昨年10月のATP250ソウル以来、3度目のツアータイトルをかけた決勝の相手は、ジュニア時代からしのぎを削ってきたカチャノフ。ツアーでの対戦成績では3勝1敗でカチャノフが勝ち越し。昨年のATP500ワシントンで西岡は勝利を挙げているものの、今年1月の全豪オープンでは0-6、0-6、6-7(4)でカチャノフに軍配が上がっている。

第1セット、第5ゲームでリードを許した西岡は、直後の第6ゲームで0-40とブレークポイントを握ったが、カチャノフの好サーブでチャンスを生かせない。それでも、第8ゲームではカチャノフを左右に揺さぶり、ミスを引き出して再び0-40のチャンス。これを確実に生かした西岡がブレークバックに成功した。

その後、互いにサービスキープし試合はタイブレークに突入。先にミニブレークした西岡だったが、カチャノフに力で押し切られ2-1から6連続でポイントを奪われて、6-7(2)で第1セットを失った。

拮抗した戦いの中、セットを取られた西岡は、第2セットも食らいついていくが、疲れが見えて計2度のブレークを許して1-6。惜しくもツアー3度目の優勝とはならなかった。

一方、全仏オープンで背中の疲労骨折していたカチャノフは、USオープン以来の実戦で決勝に。2018年11月のATPマスターズ1000パリ以来、約5年ぶりのタイトル獲得となった。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma