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2023.10.01

選手情報

穂積絵莉/二宮真琴は惜しくも準優勝。マッチポイント2本握るも日本人ペアとして5年ぶりの優勝ならず[東レPPO]

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穂積絵莉/二宮真琴は逆転で敗れ準優勝


9月30日、「東レ パン パシフィック オープン」(東京・有明/WTA500)ダブルス決勝が行われ、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス世界ランク63位)/二宮真琴(橋本総業HD/同62位)は、ウルリッケ・エイケリ(ノルウェー/同47位)/イングリッド・ニール(エストニア/同49位)に6-3、5-7、[5-10]のフルセットの末に敗れ、日本人ペアとして同大会5年ぶりの優勝とはならなかった。

【動画】穂積絵莉/二宮真琴はフルセットの熱戦で惜しくも準優勝 マッチポイント

穂積/二宮は、2018年の全仏オープン準優勝しており、昨季はWTA250で3度の優勝。今年は9月の「安藤証券オープン」(東京・有明/ITF10万ドル)から再びペアを組み、「木下グループ・ジャパンオープン」(大阪・ITC靭テニスセンター/WTA250)で4強、「広州オープン」(中国・広州/WTA250)で決勝に進んでいる。

今大会では、1回戦で全米オープンを制したばかりのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ/同9位)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド/同15位)らを下して決勝に進出している。

第1セットでは穂積/二宮が攻守にわたり躍動感のあるプレーを見せて第5ゲームでブレークに成功。直後のゲームではブレークを許したものの、第7、第9ゲームとエイケリ/ニールのサービスゲームを破って6-3でセットを奪った。

日本の多くのファンから声援を受ける穂積/二宮は、第2セットでも先にブレークし、リードする展開を作る。だが、第2シードの青山修子(近藤乳業/同14位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同17位)や第4シードのニコール・メリチャー・マルティネス(アメリカ/同21位)/エレン・ペレス(オーストラリア/同23位)ら強豪ペアを破ってきたエイケリ/ニールも負けじと応戦。

穂積/二宮はリードを守り切れずにいると、第10ゲームでは2本のマッチポイントが訪れるも生かせない。第11ゲームをブレークされ5-7でセットを落とすと、10ポイントマッチタイブレークの最終セットはリードすることができずに5-10。2018年の二宮/加藤未唯以来、5年ぶりとなる日本人ペアでの優勝に、あと一歩及ばなかった。

試合後、穂積は「ただただ今は悔しい。でも、この結果が自分たちの実力だと受け止めて、いいところも悪いところも振り返り強いペアになっていきたい」と振り返り、二宮も「あのポイントでこうすればよかったと考えることがある。でも、大会を通して2人のいいプレーが出せたのは確かなので、決勝の舞台でいっぱい戦えるように積み上げていきたい」と前を向いた。


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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma