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綿貫陽介、3時間の激闘を制して初戦突破
現地10月6日、「ロレックス上海マスターズ」（中国・上海／ATPマスターズ1000）シングルス1回戦が行われ、綿貫陽介（フリー／世界ランク79位）は、ワイルドカード（主催者推薦）で出場の18歳、シャン・ジュンチャン（中国／同156位）と対戦。7-6(7)、4-6、6-4で下し、2回戦進出を果たした。
【動画】綿貫陽介、18歳のレフティーを下して大会初白星! マッチハイライト
25歳の綿貫は、今年1月の全豪オープンでグランドスラム本戦初出場で2回戦に進むと、7月のウィンブルドンでも2回戦進出。チャレンジャー大会で着実に成績を残しつつ、ツアー大会でも勝利を重ねてトップ100入りを果たすと、9月には自己最高となる77位を記録している。
直近では、「第19回アジア大会」（中国・杭州）に出場し中国No.1プレーヤーのジャン・ジジェン（同60位）に敗れ、惜しくも銀メダル。今大会は初出場で、ATPマスターズ1000では4月のマドリード以来、3度目の本戦となった。
初戦の相手は、2021年にジュニア世界ランク1位に輝いている18歳のシャン。左利きでフォアハンドから強烈なショットを放つ。両者は今季3度目の対戦で、1勝1敗となっている。
試合は、シャンへの歓声が響くアウェイの中、綿貫は試合序盤から最高214キロのサーブを生かしたテンポの速いプレーでポイントを獲得。隙あらば積極的にネットプレーも見せる。だが、シャンのフォアハンドも鋭く、5-5の第11ゲームではピンチを迎えてしまう。それでも一歩も引くことなくポジティブな姿勢を貫いた綿貫。24本のラリーなどを制してキープに繋げると、タイブレークでは4度目のセットポイントでサービスエース。7-6(7)で第1セットを奪った。
続く第2セットではシャンの勢いに押されて4-6で落とした綿貫だが、最終セットではタイミングの合ったリターンで積極的に攻めると、第5ゲームでブレーク。勝利へ大きなアドバンテージを握ると、そのままブレークポイントを握られることなく、2時間57分の激闘の末に勝利をものにした。
2回戦で綿貫は、第7シードのテイラー・フリッツ（アメリカ／同8位）と対戦。両者は初対戦となる。
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