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2024.01.18

選手情報

シフィオンテクが絶体絶命のピンチを跳ねのけて3時間14分の激闘を制す。敗れたコリンズは今季限りでの引退表明 [全豪オープン]

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シフィオンテクが3時間14分の激闘を制して3回戦進出


1月18日、「全豪オープン」女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、ダニエル・コリンズ(アメリカ/同62位)を6-4、3-6、6-4のフルセットで下し、3回戦進出を果たした。

【動画】シフィオンテクが3時間14分のタフマッチを制して3回戦へ マッチハイライト

グランドスラム通算4度のタイトルを獲得している22歳のシフィオンテクは、同大会に6年連続6度目の出場。初戦では、2020年の全豪女王であるソフィア・ケニン(アメリカ/同41位)を7-6(2)、6-2で下し、2回戦進出を果たしている。

その2回戦の相手となったのが、2022年大会準優勝のコリンズ。対戦成績では4勝1敗と勝ち越している相手だが、唯一の敗戦となった2022年の全豪オープン準決勝で、4-6、1-6とコリンズの攻撃を前に完敗を喫している。

この日の試合では、序盤から激しい打ち合いで互いにブレークポイントを握る展開。コリンズがブレークすれば、シフィオンテクも負けじと応戦しブレークバックする。このままタイブレークにもつれるかと思われたが、4-4の第9ゲームでコリンズのミスが続いて2度目のブレークに成功。6-4で第1セットを奪う。

勢いに乗るシフィオンテクは、第2セット第1ゲームも幸先よくブレークする。だが、そこからミスが止まらず5ゲーム連取を許してしまい3-6でセットを落とすと、最終セットもコリンズの強打がことごとく決まって1-4の2ブレークダウンと大ピンチを迎えてしまった。

ここから女王が本領を発揮。コリンズのショットを粘り強く、スピンをかけてコート深くへ返球。相手のミスを誘い出して、絶体絶命のピンチから5ゲームを連取。試合時間3時間14分のタフマッチを制した。3回戦ではリンダ・ノスコバ(チェコ/同50位)と対戦する。

なお、敗れたコリンズは、「かなりいいキャリアを積んできたと思う。テニス以外のことで自分の人生で成し遂げたいことがあって、そのための時間を持てるようになりたい。子供を持つことは私にとって優先事項だから」と時期は未定としながらも今シーズン限りでの現役引退を表明した。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma