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2024.04.02

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ジョコビッチ、フェデラーが持つ最年長世界1位記録の36歳320日を更新

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Photo by Getty Images

テニス界の数々の記録を打ち立てるジョコビッチが最年長No.1記録更新


4月1日に男子の世界ランキングが更新され、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が首位をキープ。ロジャー・フェデラー(スイス)が保持していた36歳320日の史上最年長No.1の座を奪うことが確定した。

【動画】ジョコビッチの6度のタイトルを獲得した2023シーズンのプレー集

今年5月で37歳を迎えるジョコビッチが制したグランドスラムの数は、1968年のオープン化以降で最多となる24度。この数字もまた偉業だが、そのうち2017年5月22日に30歳を迎えてから12度も制していることも驚きだ。すべてのグランドスラム優勝を3度以上しているのは男子では唯一で、昨年は全仏オープンと全米オープンで最年長優勝を成し遂げている。

そのほかにもマスターズ1000では通算40度の優勝や全9大会を複数以上制すダブルゴールデンマスターズや最多7度のツアー最終戦制覇、史上最多8度の年間1位といった数々の偉業を成し遂げてきた。日々のトレーニングや食事、プレッシャーに負けない精神、リカバリーに励んで、出場する大会を少なくして最大限の力を注いで勝利に飢える姿は、36歳でも衰えない。

初めて世界1位になったのは、2011年7月4日。ウィンブルドンで自身3度目のグランドスラム制覇後、2004年2月から約7年半にわたって、世界1位の座を争ってきたフェデラーとラファエル・ナダル(スペイン)の間に割って入り、頂に立った。

年齢は、フェデラーの22歳5ヵ月、ナダルの22歳2ヵ月に比べると、24歳1ヵ月とわずかに遅い。それでもフェデラーが2021年まで保持していた1位在位記録の310週も、ジョコビッチが塗り替えて今週で419週と大きく引き離すほどテニス界の頂点で多くの時間を過ごしてきた。

史上最多となるグランドスラム25度目の優勝や唯一獲得できていないオリンピックのシングルス金メダルなど、次に破るテニス界の偉業は何になるだろうか。それともヤニック・シナー(イタリア/同2位)やカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)ら若い選手がジョコビッチに世代交代を告げることができるのか楽しみだ。

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