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2024.04.09

選手情報

19歳フィス、モンテカルロ大会で初出場初白星。2005年大会でのガスケ以来となる最年少でのフランス人勝利[ロレックス・モンテカルロ・マスターズ]

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Photo by Getty Images

フィス、1時間2分の快勝で2回戦に進出


現地4月8日、男子ツアー「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が行われ、19歳のアルトゥール・フィス(フランス/世界ランク36位)がヤニック・ハンフマン(ドイツ/同61位)を6-0、6-2で下して2回戦へ。2005年のリシャール・ガスケ(フランス)以来となる同大会で勝利を挙げた最年少フランス人選手となった。

【動画】フィスがセットポイントで豪快なダンクスマッシュを披露

昨季、世界ランク252位でスタートさせたフィスは、ツアー初優勝に加えて1度の準優勝、3度のベスト4と一気に飛躍。トップ50の壁をいとも簡単に破り、36位までランキングを上昇させ、ATPアワードで年間最優秀新人賞も選出された。

初出場となった今大会の初戦ではハンフマンを圧倒。6ゲームを連取して第1セットを奪うと、第2セットも最初のサービスゲームをブレークされてからギアを上げて3度のブレークで6-2。試合時間わずか1時間2分で白星を飾った。

今季、勝ち星こそ積み上げられていないものの南米でクレーコートの大会に出場したフィス。「ここと南米は湿度も違うし、クレーがもっと重い。ここのほうが速いよ。クレーコートでたくさん練習できてよかった。今は気持ちよく動ける。南米では試合には勝てなかったけど、いい経験ができた」と、フットワークそして試合展開の読みが良くなったとした。

「この大会はテレビでたくさん見た。多くのチャンピオンを見て、ここで初めてプレーできてうれしい。次の年もここに来続けたいし、僕のシーズンのマイルストーンになることは間違いない」と初出場の大会での勝利を喜んだ。

ATP公式サイトでこの勝利は、当時18歳で世界ランク101位のガスケが世界1位のロジャー・フェデラーを破る番狂わせを起こした2005年大会準々決勝以来、同大会で白星を挙げた選手で最年少のフランス人選手だとした。ちなみに、2002年大会で当時15歳9ヵ月のガスケがツアー史上最年少でのツアー勝利を挙げている。


2回戦では第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同13位)を6-4、6-4で下したロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同24位)と対戦する。

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