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2024.04.09

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メドベデフ、苦手意識の払拭へ元世界6位シモンの知恵をプラスに「大会を楽しみにしている」

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Photo by Getty Images

メドベデフがクレーコート・シーズンにポジティブ発言


4月7日に開幕した「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」。今大会がクレーコート・シーズン初戦となるトップ選手が多い中、第4シードとして臨むダニール・メドベデフ(世界ランク4位)が大会前の記者会見に出席し、2月にチームに加入した元世界ランク6位のジル・シモンの考えを取り入れることでプラスに働くとした。

【動画】メドベデフがジョコビッチを撃破した2019年モンテカルロ大会ハイライト

28歳のメドベデフは、クレーコートの試合を苦手としており、キャリア通算成績では28勝26敗。勝率が52%とハードコートでの75%と比較すると低い。2021年のATPマスターズ1000マドリード大会では「こんなサーフェスでプレーしたくない」と言い放ったり、「汚れるから嫌い」とクレーコートを嫌っていた。

だが、昨年のATPマスターズ1000ローマ大会でキャリア初となるクレーコートでのタイトルを手にしたことが、今回のやる気につながっているのだと言う。

「2~3年前はクレーコートでプレーするのが嫌いだった。プレーする前はやる気もあったのに、プレーしてみると2、3日は落ち込んでいた。今はサーフェスが変わるなら自分のメンタルやゲーム、ショットも適応しなければと考えるようになった。ベストは尽くそうとしているし、大会を楽しみにしている」

そんなメドベデフは、2月に元世界ランク6位のシモンがチームに加わった。「ジルは昨日出発した。ローマとローラン・ギャロスに行く予定だ」とクレーコート・シーズンでアドバイスをもらう予定のようだ。

シモンは現役時代にツアー14勝のうち5勝をクレーコートで挙げており、その粘り強さと戦略性はトップ選手の中で随一。そのサポートを受け、メドベデフは「彼は元選手でいい選手だった。戦術的にも優れているし、クレーコートでもいいプレーをしていた。今のところうまくいっている」とプラスに働くだろうとした。

ユーロスポーツでのインタビューでは「僕のプレーがクレーに合っていないだけ」といろんな状況で気を付ける場面があるとし、「負けて自信をなくすこともあるけれど、それが自分を高めてくれることもある。だからローラン・ギャロスを楽しみにしている」とコメント。クレーコート・シーズンの集大成に向けて、今大会で感触をつかんでおきたいところだ。

初戦となる2回戦ではガエル・モンフィス(フランス/同40位)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同32位)の勝者と対戦する。

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