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2024.04.18

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ナダルが通算12度制したバルセロナOPで16強入りならず「別れを告げることができた」

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Photo by Getty Images

ナダル、バルセロナOPは2回戦敗退


現地4月17日、男子ツアー「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)シングルス2回戦が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク644位)は第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同11位)に5-7、1-6のストレートで敗戦。今季限りでの引退を示唆しているナダルにとって、12度制した同大会で最後の試合になる可能性があり、「このコートに別れを告げることができた」と述べた。

【動画】観客総立ちでナダルを見送る&バルセロナOP2回戦ハイライト

37歳のナダルは、昨年12月に自身のSNSで「間違いなく(現役)最後の年になる可能性はある。それが半年か1年の可能性もあるし、どちらでもないかもしれない。こればかりは今の僕には答えられない」と投稿し、引退を示唆。今年1月のATP250ブリスベンで1年ぶりに復帰したものの、今度は脚部を痛めて実戦から遠ざかると、今大会が3ヵ月ぶりの試合となった。

1回戦でフラビオ・コボッリ(イタリア/同62位)を6-2、6-3で下したナダルは、自身の名を冠したコート・ラファ・ナダルで第4シードのデミノーと対戦。最初のサービスゲームでブレークを許したナダルは、徐々にリズムをつかんで追いついたが、セット終盤で失速してしまう。5-7でセットを失い、第2セットもミスが立て続けに出てしまい、1-0から6ゲーム連取を許してストレートで敗れた。コートを去る時には、観客は総立ちになり、対戦相手のデミノーも勝利の喜びを露わにせず静かに拍手。偉大なチャンピオンを称えた。

ナダルは2003年の17歳で同大会デビューを果たし、2005年に初優勝から通算12度のタイトルを獲得。全仏オープンに次いで通算優勝回数の多い大会である。その地で最後の戦いになるかもしれず、「僕にとってこのコートに別れを告げることができた。1週間前はこの大会に出られないと思っていたからね。だからプレーし楽しんだよ」とコメント。「残念ながら、今日のメインは勝つことではなく、健康な状態で大会を終えること」と、プレーできたことを喜ぶ。

もちろん、まだ万全ではない。「2時間半~3時間にわたって競技でプレーする余裕はない」とし、次の「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)、そして全仏オープンで快適なプレーができるようにトレーニングを積み重ねていきたいとした。

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