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2024.05.09

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大坂なおみ、競った場面を乗り切り「誇らしい」。世界45位を下し2回戦へ「より良いプレーできることを期待」[イタリア国際]

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Photo by Getty Images

大坂なおみがストレート勝ちでイタリア国際2回戦へ


女子ツアー「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/WTA1000)シングルス1回戦を突破した大坂なおみ(フリー/世界ランク173位)。試合後には、「今日のミスから学んでより良いプレーができることを期待している」と語った。

【動画】大坂なおみ、「BNLイタリア国際」2回戦へ マッチハイライト

今年1月にコートに戻ってきた大坂は復帰直後こそ勝ち星に恵まれなかったものの、徐々に試合にも慣れてクレーコート・シーズンを迎えた。

初戦となったフランス・ルーアンで行われた大会では、女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」に出場直後の強行スケジュールとなり初戦敗退となったが、2大会目の「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)では初戦を突破。2回戦で世界ランク17位のリュドミラ・サムソノワを相手に一歩届かずフルセットで敗れた。

全仏オープン前哨戦の今大会は、クレーコート3大会目。2019年にベスト8入りしている今大会は3年ぶりの出場で、1回戦で世界ランク45位のビュレルと対戦した。

大坂のパワフルなストロークに対し、ビュレルも引くことなく鋭いカウンターを放つ。拮抗した試合の中で、大坂は相手にプレッシャーをかけ続けて先にリード。5-3とサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、ここでミスが重なりブレークバックを許してタイブレークにもつれた。それでも丁寧なショットを紡いだ大坂が1-2から6連続ポイント。7-6(2)でセットを奪い、第2セットは一気に攻勢に出て6-1と試合を決めた。

試合が進むにつれてビュレルのストロークに押される場面があった大坂。それでも、「フォアハンドは私の最大の武器の一つだから(ミスをしても)あまりがっかりすることはないと自分に言い聞かせていたわ。狙って外したショットは意図して打ったものだとわかっていた。ただ、緊張のせいだと言い聞かせていたし、最終的に入るようになるんだと思う」と冷静にプレーすることを心がけていたと語った。

クレーコートの出場大会は、これで3大会目となり、ショットとともにフットワークも改善されてきているように見えるが、本人としては精神的な成長が大きいとする。

「テニスのことよりもメンタル面のことが大きい。5-3とリードしていてサービング・フォー・ザ・セットだったのに、それを失った。でも、そこで踏ん張って最終的に自分のプレーでセットを終わらせることができたのは誇らしい」

2回戦では第20シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同20位)と対戦。「第2セットではもっといいプレーができた。次の試合は、今日のミスから学んでより良いプレーができることを期待している」とレベルアップしていきたいとした。

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