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2024.07.02

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アルカラス、連覇へ向けて好発進。グランドスラム初出場の挑戦者をストレートで退ける[ウィンブルドン]

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Photo by Getty Images

アルカラス、ウィンブルドン連覇へ好発進


現地7月1日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス1回戦が行われ、センターコート第1試合に前年覇者の第3シード、カルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が登場。予選勝者のマーク・ラヤル(エストニア/同269位)を7-6(3)、7-5、6-2のストレートで下して2回戦進出を決めた。

【動画】アルカラス、グランドスラム初出場の挑戦者を退け2回戦へ マッチハイライト

昨年はノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)の年間グランドスラムを阻止してウィンブルドン初優勝を果たしたアルカラス。先の「全仏オープン」(フランス・パリ)では、右腕の不安もありながらグランドスラム通算3勝目を挙げた。

ウィンブルドン前哨戦では「シンチ選手権」(イギリス・ロンドン/ATP500)を戦い、2回戦で敗退。試合数を重ねることができなかったが、「調子を上げるために多くの日があった。負けた次の日から動き、ショットの練習を始めたよ。今は大会をスタートする準備はできている」と述べ、「大会が始まるのが楽しみだし、去年と同じような結果を残したい」と連覇を狙う。

初戦の相手となった21歳のラヤルは、4度目のグランドスラム挑戦にして初めての本戦入り。チャレンジャーとして迎えた第1セットは、アルカラスに食らいついていくと、最初のチャンスが訪れた第5ゲームでブレークに成功する。

ディフェンディングチャンピオンでも難しいグランドスラムの初戦。失うものがない相手に、「彼のレベルには少し驚いた。彼がこのレベルでプレーを続けていくならランキングも上がっていくだろう」とアルカラスは苦戦を強いられる。

それでも第6ゲームですぐさまブレークバックに成功し、そのままもつれたタイブレークでは怒濤の攻撃を見せて7-6(3)。大事な第1セットを奪った。

第2セットも第2ゲームを落としてリードを許したが、ここで一気に離されないのがトップ選手だろう。直後の第3ゲームでブレークバックし落ち着きを取り戻すと、セット終盤の第11ゲームで2度目のブレーク。7-5で2セット目を奪ってリズムに乗り、第3セットはチャンスを与えることなく2度のブレークに成功し6-2で締めた。

ストレートでラヤルを下して、連覇へ向け好発進を決めたアルカラスは、前年覇者の特権でもある大会初日のセンターコート第1試合を勝利で飾り、「またこの美しいコートでプレーできてうれしい。今日の勝利は特別だ」と振り返った。

「最初の試合はその年のコンディションに慣れるのが難しい。彼は失うものがなくプレーしていたし、そのような相手と対戦するのはもっと難しい。初戦は簡単じゃない。だからこそ、今日勝つことができて本当に良かった。この調子で行きたい」と、この勝利を糧に連覇へ突き進んでいくとした。

2回戦でアルカラスは、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同69位)と対戦する。両者は2020年の全仏オープン予選1回戦で対戦し、ブキッチが4-6、7-6(6)、6-3で勝利。2度目の対戦となる。

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