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2024.08.05

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ジョコビッチ、悲願の金メダル!アルカラスとの頂上決戦を制して史上5人目の生涯ゴールデンスラム達成

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、悲願の金メダルを獲得で史上5人目の生涯ゴールデンスラム達成


現地8月4日、「パリ五輪」テニス競技の男子シングルス決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク2位)は、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)を7-6(3)、7-6(2)で下し、悲願の金メダルを獲得。史上5人目の生涯ゴールデンスラムを達成した。

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史上最多24度のグランドスラムを獲得している37歳のジョコビッチは、オリンピックに過去4度出場でいまだ金メダルはなく、最高成績は2008年北京五輪の銅メダル。5度目となる今回のパリ五輪で、シングルス金メダルとなればアンドレ・アガシ、ラファエル・ナダル、シュテフィ・グラフ、セリーナ・ウイリアムズに次いで男女通じて史上5人目の生涯ゴールデンスラムを達成となる。

対するは、今年の全仏オープンとウィンブルドンを制した21歳のアルカラス。初めてのオリンピックとなった今大会は、決勝まで全試合ストレート勝ちを収めて、2008年北京五輪でのラファエル・ナダル以来、スペイン勢の男子シングルスで4人目の決勝進出者となった。

両者の対戦成績は、3勝3敗で五分となっており、1ヵ月前に行われた今年のウィンブルドンでは、アルカラスがストレートで勝利している。

1988年のソウル五輪でテニス競技が復活して以来となる最年長(ジョコビッチ/37歳74日)と最年少(アルカラス/21歳91日)の戦いは、ジョコビッチは安定したストロークでミスを誘い、流れを手繰り寄せる。しかし、第2、第4ゲームで手にしたチャンスで、アルカラスがパワフルなショットで応戦しブレークできず。アルカラスも徐々にレベルを上げて拮抗した戦いが序盤から続いた。

互いに一歩も譲らずに、ジョコビッチは計5度、アルカラスは計8度のブレークポイントを生かせずに、タイブレークに突入。ここで角度のあるショットで追い込んだジョコビッチが、2度のミニブレークに成功し、1時間34分の末に7-6(3)で第1セットを取りきった。

大事な第1セットを奪ったジョコビッチは、第2セットではテンポの速いテニスを展開。プレーの質を一段階上げ、精度の高いショットでプレッシャーをかけていく。だが、アルカラスもタフな場面をしのいでサービスキープ。第1セットに続いてタイブレークにもつれ、競った場面で勝負強さを発揮したジョコビッチが、リードを守り切って、5度目の挑戦にして悲願の金メダルを獲得。これが、ジョコビッチにとってキャリア通算99度目のタイトルとなった。

一方、アルカラスは史上最年少での金メダル獲得を狙ったが、惜しくも銀メダル。1924年パリ五輪でのビンセント・リチャーズ(アメリカ/21歳123日)の記録を更新することはできなかった。

なお、男子シングルス3位決定戦では、イタリアのロレンツォ・ムゼッティ(同16位)が、フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同19位)を6-4、1-6、6-3で下し、銅メダルを獲得。1924年パリ五輪でのウンベルト・デ・モルプルゴ以来、100年ぶりにイタリア人男子がメダルを手にしている。

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