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2025.01.24

選手情報

ズベレフ、グランドスラム初制覇へ3度目の決勝進出。ジョコビッチが第1セット終了後に棄権[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

ズベレフ、グランドスラム初制覇へ3度目の決勝進出


現地1月24日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク2位)と第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同7位)が対戦。ズベレフが第1セットを7-6(5)で奪ったところで、ジョコビッチが棄権を決断。ズベレフがグランドスラム3度目の決勝に進んだ。

【動画】ジョコビッチが第1セット終了後に途中棄権…ズベレフが3度目のグランドスラム決勝へ マッチハイライト

27歳のズベレフは、昨季はATPマスターズ1000のローマとパリで優勝。グランドスラムでは全仏オープンで2度目の決勝に進んだものの、フルセットの末にカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)に敗れていた。

2020年そして昨年に続いて今大会でベスト4に進んだズベレフの準決勝の相手は、過去10度の優勝を誇り、今大会で男女通じて史上最多25度目のグランドスラム制覇そして大台のツアー通算100勝を狙った37歳のジョコビッチ。準々決勝では、左足を痛めながらも第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)を破って勝ち上がってきた。

試合は序盤からサーブに苦しむジョコビッチは、ショットとともに動きに精彩を欠く。ズベレフも第4ゲームでの0-40のピンチをしのぎ、その後もチャンスを作ったが、ブレークできない。そのままタイブレークに突入。互いに1ポイントも落とせない緊張感の中、最後はジョコビッチがフォアハンドボレーをネットにかけて、1時間26分の末にズベレフが7-6(5)で先取した。

すると、セットを失ったジョコビッチはそのままズベレフとハグを交わして棄権を決断。これに場内は騒然とし、悲鳴とブーイングが入り混じる中、ジョコビッチは足早にコートを去った。

勝利者によるオンコートインタビューでズベレフは、「怪我で途中棄権した選手にブーイングをしないでほしい。みんなチケットを買ったことはわかっているが、ノバクは過去20年間、人生のすべてをこのスポーツに捧げてきた」と擁護。「ツアーにいる選手の中で、ノバクほど尊敬している選手はいない。私の親しい友人の一人で、僕が苦しいときにはいつでも彼に電話をすることができた。彼に対して尊敬の念しかない」と語った。

2020年全米オープン、2024年全仏オープンに続いて3度目の決勝進出を果たしたズベレフ。グランドスラム初制覇をかけて、決勝では第1シードのヤニック・シナー(イタリア/同1位)と第21シードのベン・シェルトン(アメリカ/同20位)の勝者と対戦する。

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