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2025.03.19

選手情報

伊藤あおい、元世界26位デイビスと2時間44分の激闘も一歩及ばず初戦敗退[マイアミ・オープン]

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Photo by Getty Images

伊藤あおい、フルセットの激闘も惜敗で初戦突破ならず


現地3月18日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)女子シングルス1回戦が行われ、予選から勝ち上がった伊藤あおい(SBCメディカルグループ/世界ランク106位)が登場。ローレン・デイビス(アメリカ/同229位)に4-6,6-3,4-6で敗れ、初戦突破とはならなかった。

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今大会、予選から出場している20歳の伊藤は、15歳のクセーニャ・エフレモバ(フランス/同747位)を6-2,6-3で下して予選1回戦を突破。予選決勝では、昨年の「木下グループジャパン・オープン」(大阪・うつぼテニスセンター/WTA250)準々決勝で対戦し勝利しているエバ・リース(ドイツ/同76位)を4-6,6-4,6-2と、逆転で下して本戦への切符を手に入れた。

今季からWTAツアーを主戦場に戦う伊藤にとって、WTA1000の予選突破はドーハ、ドバイ大会に続いて今季3度目。

本戦1回戦では、2023年末から昨年4月まで怪我のため休養し、今大会はスペシャルランキング(妊娠・出産やけがなどでツアーを6か月以上離れた選手に与えられる救済措置)で出場している元世界26位のデイビスと対戦した。

第1セット、伊藤は持ち味のパワーに頼らないライジングやスライス、ループボールで相手を揺さぶって第4ゲームでブレーク。しかし、デイビスも我慢強くラリーを続けて、チャンスをうかがう。第5、第7ゲームを落とした伊藤は、そのまま挽回できずに4-6とされた。

第1セットを失った伊藤は、第2セットでも変わらず多彩なショットメイクでデイビスを苦しめる。先にブレークした伊藤は、第7ゲームで追いつかれたものの、直後には6度のデュースの末に再びデイビスのサービスゲームを破って5-3に。サービング・フォー・ザ・セットでは2本のピンチを防いで6-3でセットを奪い返す。

最終セット、伊藤はいきなりブレークに成功。その後、デイビスはチャンスボールに力が入ってミスが出るも、プレッシャーをかけ続けて伊藤を苦しめる。苦しい場面をしのぎ続けた伊藤だったが、4-5の第10ゲームでフォアハンドのアンフォーストエラーが立て続けに出てしまい痛恨のブレークを許して4-6。2時間44分の激闘の末に敗れた。

WTA1000で約2年ぶりに白星を挙げたデイビスは、2回戦で第9シードのジェン・チンウェン(中国/同9位)と対戦する。

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