プロ選手をはじめ、多くの競技プレーヤーが使用しているTOURシリーズが“TeXtreme×ZYLON”を搭載して待望のリニューアル
TOUR 100 / TOUR O3 100 / TOUR 100L が2025年9月に発売
TOUR 95 / TOUR 98が2025年11月に発売
新しいTOURシリーズのリニューアルのキーはやはり“TeXtreme×ZYLONテクノロジー”を搭載したこと。
多くのプレーヤーに信頼を得ている“TeXtreme×ZYLONテクノロジー”について、その秘密を復習しておきましょう。
①そもそもTeXtreme(テキストリーム)とは?
昨今の競技用テニスラケットはそのほとんどが、「カーボン(またはグラファイト)」でできていますが、皮革製品の「革」と同じように、そのカーボンにも様々なグレードがあります。
テキストリームカーボンは1. 高い技術で薄く広く約2cm巾のリボン状に整列させたカーボンを編んだ大変薄いカーボン素材。2. 薄い平らなカーボンを編んでいるので直線的で非常に強度が高い。特にねじれに強い。3. この構造はレジン(プラスチック系の接着剤)が極端に少ないため、重さを最小限にでき、カーボンの純度が高い。 薄くて、軽くて、強い非常に高性能なカーボンなのです。
その品質の高さはF1のレースカーのボディーなどに使用されることでも証明されています。
ラケットスポーツではPrinceだけに使用が許されたスウェーデン製の高品質カーボン。
TeXtreme(テキストリーム)は「ブランド米」ならぬ、「ブランドカーボン」であり、信頼の名前なのです。
②ZYLONとは?
世界で最も高強度で弾性率の高いスーパー繊維。耐衝撃性能は、前作のTwaronなどのようなアラミド複合材料の2倍以上。
③結局TeXtreme×ZYLONを搭載したラケットって?
高性能カーボン「TeXtreme」と高強度・高弾性率のスーパー繊維「ZYLON」を掛け合わせ、ラケットのシャフト部とフレームの2時・10時の部分に配置すること(ATS)で、シャフトとフレーム上部の強度をさらにアップ!
その結果、
高いパワー性能、高いコントロール性能、高い衝撃吸収性を持った強さとしなやかさを兼ね備えた 掴んで 弾いて ねじれない ラケットが誕生という訳です。
TEAM Princeの上杉海斗プロがPHANTOM GRAPHITE 100を使ってトラックマン(ボールの動きをレーダーで計測する弾道測定器)で行ったテストでは、ボールスピード、スピン量、コントロールにおいて前作を上回る値を出しています。
④このTeXtreme×ZYLONを搭載したNew TOURシリーズとはどのようなラケットなのか?
Princeの中でのTOURシリーズの位置づけとは、
球の乗りが良いためボールコントロールに優れるBOX系のフレームを採用し、ファントムグラファイト(丸形)などと比べて、
ツアーシリーズのフェイスは少し縦長(オーバル)の形状に加えて、様々なPrince独自のテクノロジーを搭載した、
フラットドライブ系のレベルスウィング(ラケットの軌道が地面と平行になるスウィング)で、厚く当ててスピードボールで勝負するプレーヤーに使っていただきたいシリーズです。

新TOURシリーズの開発においては、
プレースタイルの変化(高速化)に伴う、プレーヤーのスピードボールへのリクエストに応えるため、競技プレーヤー向けモデルの多くは「しなる」フレームから「硬い」フレームに変化してきています。
一般にフレームが硬くなると、パワーは出やすくなりますが、コントロール系プレーヤーが求める「乗り」「掴み」の感覚が鈍ってしまいます。
そこでPrinceは、
「掴んで」「弾いて」「ねじれない」特長を持つTeXtreme×ZYLONテクノロジーを採用するのはもちろんのこと、そのレイアップ(カーボンシートをどのように配置し積層するかの設計)を一から組み直し、フレームの部分ごとの剛性を再設定。
その結果、
RA値(フレームのしなりの度合いの参考値)を変えることなく面剛性が大幅アップ、つまり剛性は高いのに打球感は硬くせず、その「しなり戻りの速さ」でボールスピードのアップとスピン性の向上を実現しました。また、TOUR 100においては、ストリングパータンを前作の16×18⇒
16×19に変更することで、インパクト時のストリング面のたわみを減少させ、
剛性がアップしたフレームのしなりとシンクロすることで弾き感がアップしました。これによりヒッティングポイントとなる
フレーム上部でのパワーがアップしています。

他にも様々なPrinceテクノロジーをそれぞれのモデルに採用しています。
・Purify Vibration System Ⅱ長時間のプレーでもパフォーマンスが落ちないように開発された新機能。
新素材の高分子エラストマーをグリップからシャフト部に搭載範囲を拡大し、
打球時の衝撃と不快な振動をふるいにかけて心地よい打球情報のみを手に伝える。いまだかつてない超衝撃吸収・超振動吸収を実現。疲労の蓄積を軽減しプレー後半にも再現性の高いスウィングを可能にする。
※TOURシリーズ全モデルに搭載
・Xモーフフレームフレームの内側と外側の厚みを変え、断面を台形にすることで
ボックス形状とエアロ形状のそれぞれの長所を併せ持たせたprince独自の新形状。
打球時の反発復元力に加え、ねじれに対する強さも発揮。また空気抵抗が小さく振り抜きがよいのも特長。
スピード + コントロール性 + スピン性を実現する。
※TOURシリーズ全モデルに採用
・2ピーススロートインパクトの衝撃を軽減し、ストリングスの振動を抑える2ピース構造のスロートを採用。
※TOURシリーズ全モデルに搭載
・エクスパンドホールグロメットホールの径を大きくし、ストリングスの接点をフレームの外側にすることで、ストリングスの動きをスムーズにしてス
ウィートエリアをフェイスの全方向に拡大します。
※TOUR 100 / TOUR 95 / TOUR 98 / TOUR 100L に搭載
・New O-Portスウィートエリアが広く振り抜きの良いOポートをグロメットレスで搭載。
打球感をクリアにし、スウィングの力をダイレクトにボールに伝えます。
※TOUR O3 100 に搭載
・ボックスフレームフレームをボックスフレーム(四角形状)とすることでフレームの捻れを大幅に軽減し、
優れた安定性と高いコントロール性能を生み出します。
※TOUR 95 に採用
前作と形状は変わっていませんが、中身もコスメティックも大きく変わったNEW TOURシリーズ
現代のプレースタイルに最も適しているラケットと言っても過言ではないと自負しております。
最後にこのTOURシリーズの中からTEAM Princeに加わった松田 龍樹プロが選んだモデルは・・・TOUR O3 100(305g)※1

決め手は、
「振り抜きが更に良くボールの飛ぶ感覚が大変良いから。打感は明確で凄く良い。」からだそうです。
皆さんの予想は当たっていましたでしょうか?
TOURシリーズ ラインアップ(全7モデル)●TOUR 100 (290g):7TJ252
https://princetennis.jp/product/7tj252●TOUR 100 (305g):7TJ251
https://princetennis.jp/product/7tj251●TOUR O3 100 (290g):7TJ255
https://princetennis.jp/product/7tj255●TOUR O3 100 (305g):7TJ254
https://princetennis.jp/product/7tj254●TOUR 95 (310g):7TJ256
https://princetennis.jp/product/7tj256●TOUR 98 (305g):7TJ257
https://princetennis.jp/product/7tj257●TOUR 100L (270g):7TJ253
https://princetennis.jp/product/7tj253★Prince公式ホームページ
TOURシリーズ 特設ページ
https://princetennis.jp/product-category/tennis/tennis-racket/tennis-racket-tour-2026※1:契約プロの使用モデルは、2025年7月の情報です。選手のコンディション等によって変更する場合があります。