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2025.08.25

選手情報

ジョコビッチ 地元期待の19歳ティエンをストレートで破り19度目の初戦突破「最初の一歩を踏み出せた」[全米オープン]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ 今季トップ10に4勝している19歳ティエンをストレートで撃破


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス1回戦が現地8月24日に行われ、史上最多25度目のグランドスラム制覇を狙う第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク7位)は、ラーナー・ティエン(アメリカ/同50位)を6-1,7-6(3),6-2で破り、19度目の初戦突破。2年ぶりのグランドスラム制覇へ好スタートを切った。

【動画】ジョコビッチ 19歳ティエンを破り「全米オープン」で19度目の初戦突破 マッチハイライト

38歳のジョコビッチは、今年5月に行われた「ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/ATP250)でツアー通算100度目のタイトルを獲得。その後の出場は、「全仏オープン」(フランス・パリ)、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)のみとなっており、世界1位のヤニック・シナー(イタリア)に敗れてベスト4だった。

今大会で2年ぶり、そして史上最多25度目のグランドスラム制覇を狙うジョコビッチは、初戦で今年の「全豪オープン」で予選から出場し16強入りする活躍を見せた19歳のティエンと対戦。

今季トップ10に4勝1敗という戦績を残しているティエンに対し、ジョコビッチは試合序盤からキレのあるショットで主導権を握る。コートの中に入り、テンポの速い積極的なプレーを披露して6-1でセットを奪った。

第2セットではティエンの粘りとともにミスが増えたが、勝負所のタイブレークではジョコビッチがティエンのサーブをすべて破って7-6(3)。第3セットも第1ゲームでこの試合最初のブレーク許したものの、3度のブレークで5-1と突き放して最後までリードを守り切った。

「ロングラリーの後に回復できなかった」と第2セットで苦しんだと明かしたジョコビッチ。

「ラリーは長かったけど、自分のプレーレベルが落ちてしまって凡ミスも増え、彼に試合を巻き返させてしまった。でも、第2セットの後に気持ちをリセットできたのは良かった。ポジティブな部分もあったが、2セット目のようなフィジカルの状態は繰り返したくない。ああなると試合が苦しくなる」

また、ウィンブルドン以来となる約1か月半ぶりの公式戦となり、地元アメリカの19歳が相手だったことから「コート上には緊張感があった」という。「あの経験も良かった。氷を割るような最初の一歩を踏み出せた。次のチャレンジが楽しみだ」と引き締まった雰囲気の中で勝利を手にできて良かったとした。

過去18度の出場すべてで3回戦以上に進んできたジョコビッチ。2回戦では、1回戦に続いてアメリカのザッカリー・スバイダ(同145位)と対戦する。

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