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2025.09.29

選手情報

世界5位フリッツ 3年ぶり2度目のジャパンOP優勝に王手!決勝のアルカラス戦へ「とにかく積極的にプレーする」[木下グループジャパンオープン]

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フリッツ 3年ぶりのジャパンオープン制覇へあと1勝


男子ツアー「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス準決勝が9月29日に行われ、第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/世界ランク5位)とノーシードから勝ち上がってきたジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同86位)を6-4,6-3で下して決勝に進出。3年ぶりのタイトル獲得へ王手をかけた。

【動画】フリッツ 3年ぶりのジャパンオープン制覇へあと1勝!マッチハイライト

27歳のフリッツは、今季はグラスコート・シーズンの2大会でタイトルを獲得。先週は「レーバーカップ」(アメリカ・サンフランシスコ)では世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン)にも勝利した。

2022年に優勝している今大会は、4年連続7度目の出場。1回戦でガブリエル・ディアロ(カナダ/同35位)を4-6,6-3,7-6[10-3]、2回戦でヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同51位)を7-5,7-6(4)、準々決勝でセバスチャン・コルダ(アメリカ/同74位)を6-3,6-7(5),6-3で破って4強入りした。

準決勝の相手はブルックスビーと、またもアメリカ勢同士の対決。試合は、「ポイントの序盤の部分をもっと強化する必要がある」と、準々決勝後に語っていたブルックスビーが、丁寧な足運びでボールに入り、クリーンに捉えてフラット系のショットで攻めていく。4-4の第8ゲームでは、ラリーでフリッツを苦しめブレークポイントを握った。

しかし、フリッツの助けになったのが、今季のツアー最多のエース数を誇るサーブだった。「年間を通しても一番の出来だった」と、大事な場面でのサーブポイント、3球目攻撃が面白いように決まり、ブレークを許さない。

ピンチの後にはチャンスあり。チャンスを逃して集中力を欠いたブルックスビーの隙を見逃さず、第10ゲームでブレークし6-4で第1セットを奪う。これで試合を優位に運んだフリッツは、第2セットも高い集中力を保って第4ゲームでブレーク。挽回の余地を与えることなく6-3とストレート勝ちを収めた。

2022年大会以来、3年ぶりの優勝へあと1勝としたフリッツに立ちはだかるのは、今季7つのタイトルを獲得し世界1位に返り咲いたばかりのカルロス・アルカラス(スペイン)だ。「とにかく積極的にプレーすること。強気にいかないと、彼に先手を取られてしまうからね」と攻め続けていきたいとした。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma