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2025.10.21

デイリートピックス

全世界100万点規模のヒートテックを寄贈する「The Heart of LifeWear」を有明コロシアムで開催 国枝慎吾氏、奈良くるみ氏が子どもたちと交流

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国枝慎吾氏「みんなも、世界をヒートテックで温かくしていきましょう!」 


ユニクロは、難民や子ども、災害被災地などにヒートテックを寄贈する「The Heart of LifeWear」を2年目の2025年も全世界で展開する。本年度は戦略的パートナーであり、ヒートテックを共同開発する東レが寄贈活動やイベントでも協働。2025年10月20日、グローバルローンチイベントが東レが特別協賛する「東レ パン パシフィックオープンテニストーナメント」(以下、東レPPO)の会場である有明コロシアムにて開催された。

【画像】「The Heart of LifeWear」グローバルローンチイベントの様子

ユニクロは40周年を迎えた2024 年に「The Heart of LifeWear」を開始し、難民や子ども、災害被災者など、世界28の国や地域に100万点以上のヒートテックなどを寄贈してきた。本イベントは、グローバルに事業を展開するユニクロが、この活動を世界にさらに広げるため、活動説明だけでなく、想いやビジョンを共有するために開催したものとなっている。

第一部の「The Heart of LifeWear “あったかい“を届けよう!」には、ユニクロ グローバルブランドアンバサダーの国枝慎吾氏、東レPPO大会アンバサダーの奈良くるみ氏が登場。「The Heart of LifeWear」の活動に関連する授業が行われた。

東レから、活動の寄贈品であるヒートテックがあたたかい秘密について学ぶ授業が行われ、サーモグラフィーを使った実験で、ヒートテックが水蒸気に触れ、一気に温まる変化を目の当たりにした子どもたちからは驚きの声が上がった。また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの難民に関する授業では、難民が直面している過酷な現状や支援の必要性について伝えられ、子どもたちは普段触れる事のない内容に真剣に耳を傾けた。



その後、会場をテニスコートに移し、いよいよ子どもたちお待ちかねのテニスアクティビティ。国枝氏は、「先ほどの授業でヒートテックの説明をみんな聞いたと思うけど、この活動にはすごく意味があると僕も思っています!みんなも、世界をヒートテックで温かくしていきましょう!」と、先ほどの授業を振り返りながら意気込む。

コートと体をめいっぱい使った奈良氏考案のオリジナルウォーミングアップで緊張をほぐし、参加者は4チームに分かれ、「想いをつなぐリレー」に挑戦。ラケットにテニスボールを乗せ、障害物を避けながらコースを走り、次の走者に繋いでいく。国枝氏、奈良氏も子どもたちと一緒にリレーに参加し、凄まじい速さで往復しながら華麗なターンを見せると、参加者からは「すごーい!」、「はや!」と感激の声が上がった。国枝氏は、ボールを落としてしまうも、見事なラケット捌きで何事もなかったように走る負けず嫌いな一面も披露。奈良氏は同じチームの子どもに、「できそう?」と声をかけたり、国枝氏は一生懸命走る子どもたちに「頑張れ!」、「いいよいいよ!」と声かけを行ったりと、それぞれに参加者との交流を深めた。

その後、「The Heart of LifeWear」のハートにちなみ、ハートのシールをパネルに貼るワークショップが実施。「想いをつなぐリレー」を完走して受け取ったハートのシールを、参加者ひとり一人が想いをこめてボードに貼り付け、最後に国枝氏がサインと「世界をヒートテックであたたかく!」とメッセージを添えてボードが完成。イベントに参加した子どもたちからは、「世界のいろんなことを知れる機会になってよかった!」「世界がヒートテックでいっぱいになったら、いい冬になりそう!」などと、国境や言語や文化を超え、お互いに助け合うことの大切さについて学べたようだ。

奈良氏は、「今日学んだこと、ヒートテックのことや難民のことを参加していないお友達にも伝えていって欲しい」、国枝氏は、「世界で支援が必要な方々がたくさんいるということや、寄贈品であるヒートテックの機能性など、すごく勉強になったと思いますし、最後にこうして一緒に運動して、みんなで仲良くなって終われたのがすごく良かったです。僕もつい最近までアメリカで暮らしていましたが、すごく助けられることが多くて、海外に行って人に優しくされることの嬉しさを感じていました。今日のイベントを通して、人に優しくすることの大切さをみんなに伝えられたら、と思っていたのでよかったです」とコメントした。



第二部の「The Heart of LifeWear メディア説明会」では、まず初めに株式会社ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員の柳井康治氏から、「The Heart of LifeWear」の活動についてプレゼンテーションが行われ、今年も 100 万点を超える寄贈活動を進める中で、2つのチャレンジを行なっていくことが発表された。

一つは、50万点をシリアの帰還民の方々へ、寒い冬の前に届けるということで、既に出荷の準備は整っているものの、なかなか現地に届ける状況には至っていないことが明かされた。もう一つは、昨年同様アンバサダーにご協力をいただきながら、この活動をより多くの方々に知っていただけるような活動にすることで、これからも寄贈活動の他に、イベント開催や衣料支援などを続けていきたいと語った。

続いて、東レ株式会社GO事業部長の大川倫央氏から、「The Heart of Lifewear」活動に 2 億円を寄付し、ユニクロと協働し本活動を進めていくことが発表された。今後は、ヒートテックが生産されている国内外の拠点地域でも、「The Heart of LifeWear」の活動や発信をユニクロと共に行い、両社のものづくりを支えてくれている地域の方々に感謝の気持も伝えていきたいと語った。

最後に、UNHCR駐日代表の柏富美子氏より、最新の難民状況とシリアの現状について、説明が行われた。ユニクロが行っている支援については、「現場のニーズに沿った支援というものを、本当に長い期間親身になって考えて、一緒に連携・サポートをしていただけていることが非常にありがたいです」とコメントした。

今後も、ユニクロは「The Heart of LifeWear」の活動を通じて、世界中のヒートテックを必要とする人々に届けていくとしている。

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