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2025.11.10

選手情報

17歳 田畑遼は予選決勝で悔しい逆転負け「もっと強気にいくべきだった」[兵庫ノアチャレンジャー]

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17歳の田畑遼は予選決勝で逆転負けを喫す


男子下部ツアー「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)の男子シングルス予選決勝が11月10日に行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している17歳の田畑遼(むさしの村ローンテニスクラブ)は、ミツキ・ウェイ・カン・レオン(マレーシア)に6-3,2-6,4-6の逆転で敗れ、本戦入りとはならなかった。

【画像】「兵庫ノアチャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月11日の試合予定

今年の全仏オープンジュニアで4強入りを果たした17歳の田畑は、2度目のチャレンジャー大会に出場。予選1回戦で望月勇希(ONE DROP)を6-2,7-6(7)で破り、本戦入りにあと一歩のところだったが、この日は若さが出て自分らしいプレーを出すことができなかった。

コーナーに突き刺さる鋭いサーブとフォアハンドを武器に序盤から攻めていく田畑は、第1セットを1-3から5ゲームを連取してセットを奪う。しかし、第2セットは1度ずつブレークして迎えた第5ゲームで再びリードを許すと、いらいらを募らせて集中力を欠く雑なプレーが増えた。

2-6で第2セットを失った田畑は、「第2セットの最後には最終セットに向けて考えていた」と気持ち的には切り替えつつも、プレーがすぐに良くなるわけではない。

サーブの精度は上がらず、試合序盤でレオンを苦しめていたフォアハンドの当たりも薄く、チャンスボールを引き出せない。最終セットは第1ゲームでブレークを許し、その後はネットプレーを織り交ぜてプレーを立て直しにかかったが、度々訪れたチャンスでミスが出た。「引いてしまった。もっと強気にいくべきだった」と悔い、予選突破とはならなかった。

今年は、ITF(国際テニス連盟)が将来有望な選手を集めた強化プログラムに選抜され、海外選手とともに遠征に行って、さらなるレベルアップを図った田畑。来年はジュニア最終年となり、グランドスラムジュニアなど大きい大会の出場に絞ってプロの大会へ本格的に移行していくという。

目指すプレースタイルは、「何でもできる選手。状況に応じてできる戦術を出していけるように」とオールラウンダー。これからの成長を期待したい。

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写真:Tennis Classic