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2025.11.13

選手情報

島袋将 好調維持して磯村志を破り初戦突破。連戦の疲労を言い訳にせず「気合いを入れながら戦いきれた」 [兵庫ノアチャレンジャー]

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島袋将「心と戦いながらしっかり勝ち切るというのがテーマ」


男子下部ツアー「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)シングルス1回戦が11月12日に行われ、第3シードの島袋将(有沢製作所/世界ランク147位)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の磯村志(やすいそ庭球部/同539位)を7-6(1),6-4で下して2回戦に進んだ。

【画像】「兵庫ノアチャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月13日の試合予定

28歳の島袋は、今季前半は苦しい戦いが続いていたが、8月に中国・張家港で開催されたツアー下部のチャレンジャー大会で優勝して以降、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)では予選を突破し本戦でも世界22位を撃破。前週は愛媛・松山で準優勝、前々週は韓国・ソウルのチャレンジャーで優勝と2大会連続で決勝に進んでいる。

タフなスケジュールの中で迎えた今大会の初戦、疲労の影響で足が動かなかったことに加えて、ボールやサーフェスに合わせることができていないにもかかわらず、「いつものどおり打ってしまっていた」と雑なプレーが出ていたという。

普段の試合ではマイナスな言葉をあまり口にしない島袋だが、この日はいらだちを露わに。それでも「今日はフラストレーションが絶対たまるなと思っていた」と自分の心と向き合った。

何もかもが自分にマイナスな状況の中で、先にリードを許しながら挽回。第1セットの4-5では磯村の2本のセットポイントをしのぐと、タイブレークでようやく「自分らしいプレーがやっと出始めた」と0-1から7連続ポイントでセットを奪う。続く第2セットも、要所でギアを上げて6-4。若く勢いのある磯村をストレートで破った。

「意地を見せたかったし、連戦の疲労という言い訳を使うことは違うと思う。心と戦いながらしっかり勝ち切るというのがテーマだった。悪いミスもあったけど、ガッツ、気合いを入れながら戦いきれた」と初戦を乗り切った。

テニス自体は悪くないのに結果がついてこなかった今年前半戦から一転、約1年ぶりのチャレンジャー優勝を機に「木下グループジャパンオープン」で3人のトップ100から勝利を挙げるなど上り調子。「どんな相手でも今はやり合えるという自信がある」と力強い言葉も口にする。

今のモチベーションは、キャリアハイの135位を更新。優勝すればその可能性があり、「ここで勝ち切ることで、来年前半もトップ100、50に向けていい勝負ができるかなと思う」と気持ちが入る。今季最後の大会という今大会でそれをかなえることができるか。

2回戦ではマキシマス・ジョーンズ(タイ/同364位)と対戦する。

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写真:Tennis Classic