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2025.11.15

選手情報

内田海智 2年9か月ぶりにチャレンジャー大会で4強。島袋将が最終セット途中で棄権[兵庫ノアチャレンジャー]

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内田海智 2年9か月ぶりにチャレンジャー大会で準決勝進出


男子下部ツアー「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)シングルス準々決勝が11月14日に行われ、内田海智(富士薬品/世界ランク309位)と第3シードの島袋将(有沢製作所/同147位)が対戦。内田が7-6(3),5-7,2-0としたところで島袋が棄権し、2年9か月ぶりにチャレンジャー大会で4強入りを果たした。

【画像】「兵庫ノアチャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月15日の試合予定

2023年に自己最高ランク147位を記録している31歳の内田は、昨季には8大会連続で初戦敗退もあり、今季も前半戦で勝ち星を積み重ねることができなかった。その影響もあり、今夏には600位台までランキングが下降している。だが、ITF大会も経てランキングも300位台に回復。4年連続出場となる今大会を迎えた。

初戦で高橋悠介(三菱電機/同428位)を4-6,6-3,6-4、2回戦で第8シードのオリバー・クロフォード(イギリス/同193位)を6-7(10),6-3,6-4で破って準々決勝に進んでいる。

この日は前々週の韓国・ソウルで優勝、前週の愛媛・松山で準優勝と、チャレンジャー大会で好成績を収めている島袋と対戦。

「まともにラリーをしたら彼が展開してくるのはわかっていた」と好調を維持している島袋の攻めの早さを警戒していた内田は、この数か月で良くなっているというサーブを活かしてテンポよくポイントを奪っていく。

また、リターンゲームでは「僕がエースで終えるか、ミスで終えるかという展開に持っていこうとしていた」とギャンブル的な要素を入れてプレッシャーをかけ続ける。チャンスを握ることはできなかったが、タイブレークを制してセットを奪った。

しかし、第2セットは警戒していた島袋の攻撃的なテニスに押し込まれて先手を取られる。第8ゲームでは追いついたが、4-5となったところで島袋がメディカル・タイムアウトを取って右上腕部を治療。その直後、2度目のブレークを許して5-7で内田はセットを失った。

一進一退の攻防のままもつれた最終セット、どちらに勝利の女神がほほ笑むかわからない中で緊張の糸がプツリと切れたかのように島袋がミスを連発。第2ゲームをブレークされたところで棄権を申し出て、内田が2年9か月ぶりにチャレンジャー大会で準決勝に進んだ。

準決勝では、第7シードのエリアス・イマー(スウェーデン/同191位)と対戦。「最近またランキングを上げていて、ストロークが安定している選手。ラリーをしすぎると良くないので、自分の持ち味を出して、引かないで頑張りたい」と意気込んだ。

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