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2025.11.19

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内田海智 元世界19位を圧倒し2回戦へ「今年で一番いいテニスができた」と自信みなぎる[横浜慶應チャレンジャー]

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内田海智 元世界19位チョンに完勝し2回戦へ


男子下部ツアー「横浜慶應チャレンジャー」(神奈川・慶應義塾大学日吉キャンパス 蝮谷テニスコート/チャレンジャー75)シングルス1回戦が11月18日に行われ、第8シードの内田海智(富士薬品/世界ランク288位)は、元世界ランク19位のチョン・ヒョン(韓国/同366位)を6-3,6-0で下し、2回戦へ駒を進めた。

【画像】「横浜慶應チャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月19日の試合予定

31歳の内田は2023年に自己最高147位を記録。しかし昨季は8大会連続の初戦敗退が響き、今季前半も勝ち星が伸びず、夏にはランキングが600位台まで後退した。ITF大会での戦いを経て再び状態を上げ、現在は200位台後半まで回復。前週の「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)ではベスト4入りしている。

その「兵庫ノアチャレンジャー」では計4試合を戦い、9月に改善したというサーブが大きく機能。毎試合10本以上のサービスエースを記録した。しかし今週は屋外・低バウンドのサーフェスへと環境が変わり、この日はサービスエース5本にとどまった。

それでも内容は圧巻だった。ストローク戦でチョンに主導権を握らせず、「カウンターは彼の最大の武器で警戒していましたし、単調な展開にしないためにスライスを駆使して相手から打たせることを意識した」とショットにメリハリをつけ、持ち味でもあるパワフルなストロークを随所で発揮。序盤にブレークし合う場面もあったが、第1セット中盤以降は一気にギアを上げて、最後まで流れを手放すことはなかった。

「今年で一番いいテニスができた。(経験、成績も残している選手と対戦して)自分が積極的に攻めていかないとポイントが取れないと感じていた。今日は攻撃した場面でことごとく入ったし、ディフェンスも(コート)深くに返球できていた。今年終盤で一番いいテニスができて満足している」

振り返る言葉にも自信がにじむ。エースを奪えるサーブに、攻守にわたって元世界19位を寄せつけなかったストローク。「このプレーをしていれば、またグランドスラムの予選が見えるんじゃないかな」と表情も明るい。

とはいえ欲はかかず、「自分が良い状態ということを認識して、自信を持って一戦一戦頑張っていきたい。その中で優勝できたらいいな、くらいです」と浮足立つことなく次戦へ向かう姿勢を見せた。

2回戦では、今年の全日本テニス選手権を制し、今大会は予選から勝ち上がっている田口涼太郎(Team REC/同902位)と対戦する。

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写真:横浜慶應チャレンジャー by 三田興産/長浜功明

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