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2020.08.02

選手情報

添田・伊藤・内山・西岡各プロが語る「今の気持ち」

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8月1日、行われた「+ POWER CUP(プラスパワーカップ)」で行われた添田 豪、伊藤竜馬、内山靖崇、西岡良仁、各選手の取材からコメントを紹介していこう。

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添田 豪(GODAI)
USオープンが一発目になる
「もう開き直るしかないかなと(笑)」

ジュニアが入ってのエキジビションで、彼らから見られるという部分もあるし、彼らも見られる。お互いにとっていいゲームだと思います。我々がしっかり伝えていけば、ジュニアにとっては、将来プロになったときに、すぐに活躍できるかもしれない。今後もやっていきたいイベントですね。

シンシナティは(カットラインが高すぎて)入れないので、USオープンが一発目になると思います。いきなりグランドスラムというのも、ですが、もう開き直るしかないかなと(笑) けっこう試合感が大事ですし。ただ、出られるだけでもありがたいと思わないと。期間的にはシンシナティのころから、向こうに行くと思います。

実戦離れもあるし、故障のリスクも高まってしまう。でも、恐れてやっていては余計に危ないので、なるなら仕方がないくらいでやらないと思います。





伊藤竜馬(北日本物産)
全仏の2週間くらい前から
ヨーロッパに入ると思う

現状、トッププレーヤーばかりでカットラインが下がらないのでアメリカに行く予定はありません。全仏オープンは予選にかかると思うので、8月1、2週でクレーの練習をしてですけど、一応ハードとクレー両方の準備をしてと思っています。ヨーロッパなら、チャレンジャー大会のスケジュールも取りやすいので。全仏の2週間前くらいから入って、イタリアかチェコのチャレンジャーを考えています。

それでも国と国の移動は規制があって、緩和されないと難しいかも。ATPの大会なら、検査で陰性ならば、14日間の隔離なしという話もあるけれど、チャレンジャーではダメかもしれなくて。アメリカからヨーロッパに移動してという場合、(ATPツアーは大丈夫だけど)チャレンジャーの場合は現状わからない。体制的にも、ローマやマドリードだったら大丈夫だろうけど、チャレンジャーは不安があります。その後、帰国したら、10月以降出られる大会はなくなるかもしれません。そこらへん、ATPも大会側などと話し合っているみたいですが…。
オリンピックのこともずっと考えているので、危険が大きい中でもやらないと、とは思います。安全になるまで日本にいたら、出遅れてしまいますし。年齢的にも、ランキング的にも難しいですね。あとは半年くらい日本にいたら、本当に日本の良さがわかる(笑) 居心地が良すぎてヤバイです。そう考えると海外の方がいいのかなとも思ったり。年齢的にも、この1、2年は大きい。でも、大会があるかないかわからないので、ピークを作るのが難しいという現状があります。トレーニングをしているけど、練習は減っている。予定が立たないので。






内山靖崇(積水化学)
シンシナティ、USオープンは
「ポイントを稼げるチャンス」

今回のプラスパワーカップは、ジュニアとプロがいるのでジュニアにとっては、いい機会。我々もいい刺激を与えないといけないです。もし、今後も難しい状況が続くなら選手の行動を制限しやすいエキジビションを数週間にわたってやるのもいいなと思います。

今は、アメリカシリーズに向けて、かなり実戦的なゲーム練習をこなしています。ケガ以外でこんなにツアーから離れたことはないので不安がありますが、ナショナル・トレーニング・センターで練習できるのはありがたい。

シンシナティは予選から戦うつもりです。4日前に現地に入ると思う。アメリカ、ヨーロッパと両方行くつもりだけど、サーフェスはハードの方が得意なので、リスクはあるけど、ニューヨークでの2大会を戦います。元々ワシントンからニューヨークという日程でしたが、ワシントンが中止になったので。その中止に関しては、残念。だけど正直ホッとした部分もあります。

ATPからポイントが減らないことが、発表となったが、僕は昨年、USオープン、シンシナティでポイントを稼いでいないので、稼げるチャンスだと思っています。出なかったら、ほかの選手がポイントを稼ぐだけなので、出ないという選択はないですね。

今年はトップ100で迎えた中で中断となったけど、100位に入った去年の経験がある。こういう練習、こういうプレーができればいいというのがあるので、焦ってはいないです。悲観的にはなっていません。

もし、ヨーロッパとアメリカどちらかとなったら、得意なハードであるアメリカを選ぶ。当初はアメリカシリーズのあと、帰国する予定だったけど、直接ヨーロッパに行くと思います。マドリードなのか、チャレンジャーなのか、ヨーロッパでどこかの大会に出るつもり。疲労も重なり、ケガのリスクもあるので、ヨーロッパのあと帰国すると思います。それでシーズンが終わってしまうなら、それは仕方ないかなとも思っています。






西岡良仁(ミキハウス)
正直、ニューヨークに
行くかどうかもわかりません

現在トレーニング中心の日々を過ごしています。(シンシナティはオルタネイトなので)今後の予定が確実に決めていない。正直ニューヨークに行くかどうかもわかりません。早く渡航するとリスクもあるので、もし行くなら3日前くらいになるかなと思います。

ニューヨークは世界から人が集まるので、やはり危険だなと思うし、どの程度の制限になるのか不安があるのは確かです。それと、ヨーロッパに行くことも考えると、一度帰国したら2週間はテニスもできなくなる。正直、このあと大会がなくなってもおかしくないので、一応準備をしておいてその時が来たら…(決めようと思っています)。

アメリカとヨーロッパどちらかと言ったら、安全性、大会数から言ってヨーロッパになると思う。それと今後の大会では日本のファンがいないのが寂しいですね。グランドスラムではいつも多くの方が来てくれてうれしいんですが、今回は3時間、4時間1人という感じになる。

今季スタートから調子が良かったが、いい状態で止まったので今も良い状態(笑) しっかりやっていけば、年始のようなプレーができるのかな、と思っています。

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写真=テニスクラシック